天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ブリテン、バルトーク、エネスク

今朝は予習。

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Meli Melo とはフランス語で“ごちゃまぜ”を意味する言葉。その名の通り、京響コンサートマスターの泉原隆志を中心とした京響メンバーと全国各地で活躍するゲスト陣が“ごちゃまぜ”になって豪華ステージを繰り広げます。今回も弦楽アンサンブルの醍醐味を存分に堪能いただけるプログラムをご用意。最上の空間で夢幻の世界へと誘います。
[演奏]
ラ・メリ メロ アンサンブル 
[ヴァイオリン]泉原隆志、直江智沙子、中野志麻、山本美帆
ヴィオラ]鈴木康浩、金本洋子
[チェロ]上森祥平、福富祥子
コントラバス]神吉 正
[曲目]
ブリテン:シンプル・シンフォニー op.4
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント Sz.113
エネスコ:弦楽八重奏曲 ハ長調 op.7 (コントラバス入り九重奏)
https://www.kyotoconcerthall.org/business/?key=1190
プログラムに新鮮味を感じてチケット購入←シニア優待1500円。ブリテンバルトークはうっすら耳に覚えあるがエネスクは全くの初聴。


室内楽の分野においても、ソナタ弦楽四重奏をはじめ、あらゆる種類の作品を手がけていて、今回ご紹介する『弦楽八重奏曲ハ長調(作品7)』は、1900年、作曲家19歳のときの若書きながらも、すでに数多くの作品を手がけていた彼の天分が存分に発揮された名曲である。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/46867/46318/69109221
舞曲風の終楽章、スケールの大きさを感じさせる音楽。クレメラータの録音があるようなので探してみよう。


ところで鬼門バルトークショスタコは俺にとってはわかりやすいのだが、バルトークは難解、何を言いたいのか感じないので←特に弦楽四重奏、鬼門に棚上げしていたが、このところうっすら開眼しつつある。
開眼→不安感がバルトークのキーワードみたいな気がする。今朝聴いたディヴェルティメントも音楽の根底に不安感、恐怖がある。バルトーク=実存的不安とレッテルを貼って弦楽四重奏に挑んでみよう、そのうち。


そこで屁理屈→音楽方程式。
音楽=ヒロイズム+ロマンチシズム+祈り+祝祭+ドラマ
これでショスタコマーラーもベートーベンもバッハも割り切れると思っていたが、バルトーク=実存的不安をどこかに嵌め込まねばならんなあ。一応、実存的不安→祈りの回路理屈付けは出来るがなあ。あ、音楽は言葉ではなかった。言語や概念で表現出来ない物事のために音楽はあるんだった。

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