天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

人間本来無一物

車BGMは現在、6月下旬録音分←そろそろ四カ月遅れになるなあ。なにせ、FMクラシックほぼ全部←オペラファンタティスカ以外、に加えてジャズ、ラジオ深夜便謡曲その他をSDカードに入れてナビに差し込んでるからなあ。
そんな中で昨日の収穫はラジオ深夜便野矢茂樹インタビュー。


文字起こししてくれてる記事はないかと検索したがこれしか見つからんかった。この中の「本来無一物」野矢茂樹コトバに甚く感銘を受けた。記憶からまさぐると


本来無一物と肯定してオシマイにしてはならない。その上で様々なことを考えることが大事。本来無一物は一番底にあって「どうなっても生きられる、生きとるだけで丸儲け」ということだ、


本来無一物を肯定してオシマイではなくて、それは言わば覚悟。その覚悟の上でいろんなことに悩んだり苦しんだりするのだと了解。ツィッター曼陀羅検索したら


が見つかった。あ、この本読もう。

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「哲学の核心はその問題にある。いかに生きるべきか。どうすれば正しい知識を得られるのか。自我とは何か。私は自由なのか。自由とはどういう意味なのか。いまだ正解と呼べるものは見出されていない。誰もが答えの途上にある。抱え込んだ問いに揺さぶられつつ、次の一歩を探り当てようとしている。問いの緊張に射抜かれていない言葉は、哲学ではない。」 


さてそこで今朝は人生方程式改訂。


そして音楽はショスタコ弦四5番フィッツウィリアムQ

その存在をこの番組名演奏ライブラリーで初めて知ったカルテット。ショスタコが晩年このカルテットによる自作演奏に触れて激賞したという。確かにロシアチック歌謡性を感じる。
人生=余分+本分。人生のこの余分が人間には大切、ショスタコはそしてバッハもこの余分に音楽を一生を捧げたと思う。俺は雑念散漫謹聴するだけだけど。