天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

六百円とパウエル証言とショスタコ

ジム×大河ドラマ「いだてん」阿部サダヲおもろ、今週からいだてんもジムで見ることにした→日中テレビSpotifyバッハ時間を空けるべく。
ハードオフに一昨年6698円購入ワイヤレスイヤホン持ち込み→600円でしか売れずトホホ。


テレビSpotifyイギリス組曲1番聴き比べPL作成ペライア×グールド×ジュニエ×鈴木雅明、どれもグッと来ず。
栃ノ心四連敗がっくり、ダメ虎三連敗想定内×概ね節酒就眠。


3時前目覚め→パウエル議会証言でドル円108.4に下げ。市場は今月利下げ無しも見込んでいたと認識。

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売り玉2枚400ドル決済→微損、買い200ドル。


ワンコイン予習もういいな、エク@フェニックスホール予習。

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ラズ3番と全く馴染みなしハイドンシューマン。2nd交代後初ライブ、ハイドンシューマンはこんな機会でもないと謹聴しない音楽。


日記BGMはベスクラ 北の国の指揮者たち(2)クラウス・マケラ若干23歳。
「リチェルカータ」 バッハ作曲、ウェーベルン編曲
(7分29秒)
管弦楽スウェーデン放送交響楽団
(指揮)クラウス・マケラ


「チェロ協奏曲 第2番「地平線に向かって」」  
ラウタヴァーラ作曲
(22分46秒)
(チェロ)トルルス・モルク
管弦楽スウェーデン放送交響楽団
(指揮)クラウス・マケラ


交響曲 第5番 ニ短調 作品47」 ショスタコーヴィチ作曲
(48分03秒)
管弦楽スウェーデン放送交響楽団
(指揮)クラウス・マケラ
スウェーデンストックホルム ベルワルド・ホールで収録~ 
(2018年9月28日)
スウェーデン放送協会提供)  


「「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007」から 
「プレリュード」「サラバンド」」
バッハ作曲
(5分34秒)
(チェロ)トルルス・モルク
<EMIミュージック・ジャパン TOCE-56097/98>
なかなかのプログラムなのでタブレットに保存。
マケラがSpotifyにあるかチェックするも無し。ショスタコ5番はクラシック開眼思い出の曲半世紀以上昔。あの頃は左翼気分で聴いたのだが今はスターリン憎し、されど第三楽章には人生の真実あり。

浮き草で一生過ぎぬ煩悩を超えるバッハに憧れてをり

暮らしの中でバッハ

昨日寝床タブレット×イヤホンでは気の抜けたビールみたいに感じたシュシャオメイ パルティータ4番、昼間、テレビSpotifyネックスピーカーで聴いたらそんなことは微塵も感じず。そこで今朝もう一度寝床イヤホンしたらやっぱ少し気になる。
思うに、イヤホンでは音響空間が狭いので視野狭窄になるのかなあ。また、ライブに少しでも近い環境はイヤホンより当然にスピーカーなのだからバッハ謹聴の主軸はテレビSpotifyにすることにした。昼間くだらない映画を見るのを節約してバッハ謹聴時間をもっと確保しよう。とはいえ昨日「万引き家族Amazonプライム・ビデオ発見。

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嗚呼この映画も見なければならぬ。相撲もあるしダメ虎も捨てられぬし暇人多忙、有難し。
ところで2年前に買って酷使したイヤホン、バッテリーがヘタレ気味になったので既に後継機手当て済みなのだが、それでもジム往復等で使い続けてようやくバッテリー限度→3日に一度は充電要→今日、売り飛ばすことにした。

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6698円で買うたのか。ナンボで売れるか楽しみ。

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ということで今日の予定。午前はジム×イヤホン名残惜しみつつクラシックカフェ、帰宅して昼メシは王将5%引き、イオン買い物ついでにハードオフ勝負!爪に火を灯すような暮らしの中でバッハ謹聴、クラシックを楽しむ。
 

パルティータから将棋へ

シュシャオメイ→フランス組曲平均律クラヴィーアも面白かったのでちょっと意気込んで今朝はパルティータ。

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最初の曲第4番←ん?なんやこれ、精彩を欠いた音楽、気の抜けたビールみたいなと思いつつこの曲なんとか聴き終えて同曲グールド←やっぱオモロイ俺はグールド病や。
引き続きグールド パルティータ謹聴してる内に寝落ち、更には職場でイヤホン聴きながら遊んでいたら後輩に注意されるという悪夢。目覚めて今日はアカンと将棋NHK杯に切り替え、三浦九段勝利慶賀。
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https://youtu.be/nQVRR6Afkgw
あの濡れ衣スマホ事件。この動画見てないので後で見る。バッハも人生もいろいろ。
 

シュシャオメイ朱曉玫フランス組曲

昼間は座前に名曲解説ライブラリーを置いてテレビSpotify。譜例と解説を読みながら聴くと少しは脳内イメージ形成強化と昨日はフランス組曲3番4番聴き比べペライア、キース、グールド。
聴き比べ検索過程で以前にテレビドキュメンタリーで見たシュシャオメイも出てくるのだが、ゴルトベルクをちょっぴり聴いてイマイチだった記憶があり敢えて外していた。ところがやっぱ気になり今朝はフランス組曲謹聴。

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シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈する上で最も難しく、また本質的なこと。“シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。”これは20世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉です。」こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げられた立体的な音楽作り上げています。
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/kkc-1108-9/


けれんみも嫌味もグールドのようなあざとさ←敢えて言うが、もない。純粋で深い。
シンプル、いい言葉を頂戴した。バッハを慰め、短調の幸せと聴いてシンプルに暮らそう。シュシャオメイ、Spotifyで聴き倒す所存。


 

ボロは着てても心はニシキ

クラヴィーア曲再度学習シリーズ→パルティータは一応修了にして昨日からフランス組曲。1番2番、ペライアその他PL作成過程でキース・ジャレットに遭遇。

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尖った硬質装飾的チェンバロ音ではなくてやや丸み、リュートみたいな感じもするハープシコード
そこで今朝は改めて1番2番をキース、そしてグールドで味わう。フランス組曲6曲前半3曲は皆短調なれど幸福感あり特にサラバンド
幸せは青い鳥ではない、憧れるな求めるな、慰められるのが幸福。短調の幸せはそういうことか、キースもわるくない、でもやっぱグールド、透明でわかりやすいポリフォニー
ということでボロは着てても心はニシキ、襤褸幸福と呼ぼう。

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憧れから慰めへ

今月の阪大ワンコインはなかなか面白いプログラム。


OCCAワンコイン市民コンサート8月公演は岩井美子さんをお迎えしてのピアノリサイタル。名付けて「闇をつつむ翳」。モーツァルト 幻想曲ニ短調シューマン 幻想曲ハ長調ヤナーチェク 霧の中で、ドビュッシー 版画。何が闇で何が翳なのか想像して見てください。
https://sites.google.com/arsocca.com/japanese/%E5%8F%97%E4%BB%98%E4%B8%AD%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88/yoshiko-iwai-piano-recital-2019


ライブに行く前には必ず予習。モーツァルトは以前から知っている名曲だが、ヤナーチェクはほとんど無知、ドビュッシー鬼門、シューマン苦手。だからこそこういう機会に予習用PL作成と昨日昼間、テレビSpotify×ソニーネックスピーカーで確認しつつスマホSpotify検索利用→PL作成した。

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そして深夜未明今朝は寝床タブレットイヤホン謹聴。ヤナーチェクはまさに霧の中なれどドビュッシーは微かに面白く、シューマン幻想曲に情熱を感じたりした。そうそうロマン派は情熱、ロマンなのだ。
そこでかねがね思っているのだがロマンチックやロマンに対応する日本語は何だろう?


「憧れ」かなあ。夢見る夢子さん。


ワンコイン予習を終えてバッハ パルティータ1番鈴木雅明を聴いていたら「慰め」が閃いた。

要するにロマン派は憧れ、これに対してバッハとりわけクラヴィーア曲は慰め。
憧れも情熱も夢も今や枯れ果てて慰めに心が落ち着く。だからバッハが好きなんやと得心した朝であった。


 

ポゴレリチ展覧会の絵

深夜目覚めてベスクラ録音ラジクール謹聴してるうちに寝落ち→目が覚めたら展覧会の絵ピアノ演奏←清潔嫌味がないなあとプレーヤーを調べたらポゴレリチ

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名前は聞いたことがあるが‥と検索したら


彼が有名になったのは、1980年のショパンコンクール。予選からとても個性的な演奏を繰り広げ、観衆からは盛大な拍手を受けるが、審査員たちの受けは悪く3次選考で見事落選。その結果に怒り狂った審査員のひとりマルタ・アルゲリッチは、「彼は天才よ!」という言葉を残して席を立ったという。
http://nkazamamusic.blog103.fc2.com/blog-entry-30.html


お、そうか。あの事件のピアニストか。展覧会の絵管弦楽版耳タコ、原曲ピアノもあまり聴かないけどと思いつつもSpotify探してオワリの方を再生←ラジクール録音より音がエエやん流石と感心。上に引用した記事を更に読むと


ポゴレリチの演奏のどこが個性的か? 彼は、ご多聞にもれず天才少年。小さい頃から、本国ユーゴスラビアで期待されていたピアニストだったが、13歳の頃、グレン・グールドのバッハ「イギリス組曲」を聴き、いたく感動というか天啓を受ける。多くのピアノ教授は、学生にグールドを聴くことを禁止しているそうだ。たしかに、グールドの魅力を知ると、常識的な審判員が納得する(つまらない)表現をすることでは飽き足らなくなってしまう。グールドの影響を受けたピアニストがコンクールに勝つことはできないだろう。


とある。そこでイギリス組曲2番再生→テンポ速い、本家グールドは?とちょっぴり聴き比べ→そりゃあ本家の方が味があるな、いずれ本格聴き比べ所存イギリス組曲×名曲解説ライブラリー。


グールドといいポゴレリチと言い変人奇人に縁があると凡人所感した次第。