天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

シュシャオメイ朱曉玫フランス組曲

昼間は座前に名曲解説ライブラリーを置いてテレビSpotify。譜例と解説を読みながら聴くと少しは脳内イメージ形成強化と昨日はフランス組曲3番4番聴き比べペライア、キース、グールド。
聴き比べ検索過程で以前にテレビドキュメンタリーで見たシュシャオメイも出てくるのだが、ゴルトベルクをちょっぴり聴いてイマイチだった記憶があり敢えて外していた。ところがやっぱ気になり今朝はフランス組曲謹聴。

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シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈する上で最も難しく、また本質的なこと。“シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。”これは20世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉です。」こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げられた立体的な音楽作り上げています。
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/kkc-1108-9/


けれんみも嫌味もグールドのようなあざとさ←敢えて言うが、もない。純粋で深い。
シンプル、いい言葉を頂戴した。バッハを慰め、短調の幸せと聴いてシンプルに暮らそう。シュシャオメイ、Spotifyで聴き倒す所存。