憧れから慰めへ
今月の阪大ワンコインはなかなか面白いプログラム。
OCCAワンコイン市民コンサート8月公演は岩井美子さんをお迎えしてのピアノリサイタル。名付けて「闇をつつむ翳」。モーツァルト 幻想曲ニ短調、シューマン 幻想曲ハ長調、ヤナーチェク 霧の中で、ドビュッシー 版画。何が闇で何が翳なのか想像して見てください。
https://sites.google.com/arsocca.com/japanese/%E5%8F%97%E4%BB%98%E4%B8%AD%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88/yoshiko-iwai-piano-recital-2019
ライブに行く前には必ず予習。モーツァルトは以前から知っている名曲だが、ヤナーチェクはほとんど無知、ドビュッシー鬼門、シューマン苦手。だからこそこういう機会に予習用PL作成と昨日昼間、テレビSpotify×ソニーネックスピーカーで確認しつつスマホSpotify検索利用→PL作成した。
そして深夜未明今朝は寝床タブレットイヤホン謹聴。ヤナーチェクはまさに霧の中なれどドビュッシーは微かに面白く、シューマン幻想曲に情熱を感じたりした。そうそうロマン派は情熱、ロマンなのだ。
そこでかねがね思っているのだがロマンチックやロマンに対応する日本語は何だろう?
「憧れ」かなあ。夢見る夢子さん。
ワンコイン予習を終えてバッハ パルティータ1番鈴木雅明を聴いていたら「慰め」が閃いた。
要するにロマン派は憧れ、これに対してバッハとりわけクラヴィーア曲は慰め。
憧れも情熱も夢も今や枯れ果てて慰めに心が落ち着く。だからバッハが好きなんやと得心した朝であった。