天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

冨田一樹バッハ講座@ヤマハ神戸

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冨田一樹による 「バッハ講座 インベンションとシンフォニア」 10月30日(水) 10:00〜12:00 講座内容: ポリフォニー(対位法)とは? 様々なポリフォニーの形 インベンションとシンフォニアはどうなっているのか? そこから読み解く、バッハのポリフォニーの世界 開催日 2019年10月30日(水) 時間 10:00〜12:00 ヤマハミュージック 神戸店 2F 鍵盤楽器売場 会員 3,000円(税込) 一般 3,500円(税込) 定員 40名 


に行って来た。定員40名+α聴衆の多くがピアノ教師と思しき女性たち、男は業界関係者らしき人と俺だけ。インヴェンション楽譜持参の方もいて、高度なアナリーゼだったら着いていけないなあと危惧したがそんなことはなく面白くて為になる講座やった。


対位法の起こりは9世紀、和声の発達と共に15世紀には和声対位法。
カノンは厳格な模倣対位法、フーガは自由旋律があるのがカノンとの違い。多重フーガ。
などが講義の骨子だったが、豆知識→ダンパーペダルがあるのでピアノは模倣対位法に有利、鍵盤を押している限り鳴りっぱなしのオルガンは和声対位法に有利というのが成程納得であった。


そこで今朝は平均律クラヴィーア曲集巻1ヘ長調嬰ヘ短調


平均律クラヴィーア曲集とりわけ短調フーガが大好き。しみじみ心に沁みる平均律は一生モンやな。
また、「対位法 和声 模倣」検索で見つけた記事。


 以上のように、縦方向が「和声法」になり、横方向が「模倣法」になっていったのですが、どちらも“ずらして重ねる”という共通の精神によって生まれたものだと言えるでしょう。
 何か二つのものを組み合わせるとき、それをずらすと面白い効果が生まれる・・・。これが西洋音楽の基本的な精神ではないかと、筆者は思うのです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~sak/shugyou/028.htm
が秀逸な表現。縦、横のずらしで西洋音楽は立体化したのだと得心した。
ところで冨田一樹を初めて知ったのはTV番組。


藤井聡太旋風に煽られてNHK将棋を毎週観戦するようになったし、冨田一樹バッハコンクール優勝のお陰でオルガン音楽に親しむようになった。人生まことにご縁である。