下心→バッハ→真心
小糸恵5枚組5枚目終了→仕上げの整理体操。
気になった曲の聴き比べPL作成して、今朝はそれを謹聴。最も聞き応えがあったのはアダージョとフーガBWV1001+539。
無伴奏V nソナタ1番からアダージョとフーガを小糸恵がオルガンで演奏している。
オルガンよりもみどりV nに痺れる。弓一本がパイプ数千本フーガを凌駕する悦楽を感じた。
その他にはグールドBWV902。オルガンの響きには荘厳味がまとわりつかざるを得ないが、グールドのピアノはポリフォニーを透明軽快に聴かせてくれる。
さて次はアラール全鍵盤曲プロジェクト第2弾。これもPL作成して愉しむ、Spotifyならではの愉悦だ。
ところで屁理屈→音楽方程式。
音楽=ヒロイズム+ロマンチシズム+祈り+祝祭+ドラマ
これでショスタコもマーラーもベートーベンもバッハも割り切れると思っていたが、バルトーク=実存的不安をどこかに嵌め込まねばならんなあ。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2018/06/28/060526
バッハを聴きながら「祈る」のではなく、ここは「内省」とするのが正しいと思い至った。
音楽=ヒロイズム+ロマンチシズム+内省+祝祭+ドラマ
池袋で元通産官僚87歳が惹起した惨事。便利で楽な生活を追求するのは良いとしても身の程を忘れてはならない。バッハを聴く事は自己内省すること。自分の愚かさに向き合うこと。それが内省だと考えつつ今日も運転するのだが。
我が愚かなる下心を乗り越えていつか真心へ、主よ。
イエスに「明日を思い患うな」なる言葉があるが、下心は「明日のために今日を生きる心」、真心は「今、ここをひたすらに生きる心」と言えるかもしれない。
とすれば我が得意の人生方程式に当てはめると
人生=下心(損得、好き嫌い、善悪、理非)+真心(苦楽、美醜、虚実)
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2018/10/03/051233