天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

下心と真心

サザンの歌に「恋は下心、愛は真心」なる歌詞がある。

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「愛」は真ん中に、「恋」は下に「心」が入っています。

”愛”という字は真心(まごころ)で

”恋”という字は下心(したごころ)

江ノ島に明かりが灯る頃

艶(いろ)づくは片瀬川

https://houwa.xyz/?p=195

言い得て妙で気に入っているのだが、思えば下心→ためにする心、魂胆、目的ばかりで暮らしているなあ。これに対して真心は清らかな心、邪な事は一切含まない心。

エスに「明日を思い患うな」なる言葉があるが、下心は「明日のために今日を生きる心」、真心は「今、ここをひたすらに生きる心」と言えるかもしれない。

とすれば我が得意の人生方程式に当てはめると

人生=下心(損得、好き嫌い、善悪、理非)+真心(苦楽、美醜、虚実)

となった。

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そうか、人格神としての神なんかこれっぽっちも信じたくないが、巡り合わせ→運命→神なるベクトルはありそうだ。つまり、神=運命=巡り合わせと捉えたらバッハの宗教曲も抵抗なく聴けると納得した次第。

http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/10/07/055127

あの世は実在しないけど、あの世に行った気持ちでこの世を眺めたら真心。しかし、そんなことは不可能。そこで科学に例えると応用研究が下心、基礎研究が真心として満足しよう。基礎研究→バッハに触れて真心を求め続けよう。

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ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑・京大名誉教授が10月1日夜、記者会見で受賞の喜びを語った。本庶氏は自らの研究に対する姿勢を問われると、好奇心と「簡単に信じないこと」の重要性を強調。「(科学誌の)ネイチャーやサイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割」と語り、自分の目で確かめることの大切さを説いた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00010009-bfj-sctch