自己愛と自尊心とご縁・知足
今のマイブームはKindle読み放題とNHKオンデマンド。どちらも無料ではなくて有料いずれも月額980円。しぶちんにしては結構な出費だが、どちらもそれなりの見返りがあるので納得している。
Kindleを使って未明の読書→昼間はテレビNHKオンデマンド/100分名著、大河ドラマその他で暇人暇潰しの毎日だ。
そこで今朝Kindleしていたら自己愛と自尊心は全く異なることを教えられた。
「なごやかな 、愛情にみちた情念は自分にたいする愛 [自己愛 ]から生まれ 、憎しみにみちた 、いらだちやすい情念は自尊心から生まれる」
— 土曜日 (@doyoubi) 2020年6月22日
—『NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる』西 研著https://t.co/HvZ8kQP9o9
自己愛自己中の俺は以前からなんとかこの自己愛を止揚することは出来ないかと気になっていたのだが、このルソー100名著に触れて刮目、眼から鱗→そうか、自尊心を持たない自己愛は存在を許されるのだ。
「「人間を本質的に善良にするのは 、多くの欲望をもたないこと 、そして自分をあまり他人にくらべてみないことだ」
— 土曜日 (@doyoubi) 2020年6月22日
—『NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる』西 研著https://t.co/0SKu643L0M 知足やんかあ
自尊心は自己愛に加えて他人と自分を比べて「俺はエライんだ」とするココロ。ルソーは他人と比べるなと諭してくれる、更には「足るを知る=知足」まで言うてるやないか。そうか、他人と自分を比べない自己愛は暴走リスクが無いんだ、ああこれで安心して自己愛に浸れるわ。
しかしこれで安心してはならぬ。自己愛には親鸞「我が心のよくて殺さずにはあらず」歯止めが必要。
親鸞聖人の言葉を集めた『歎異抄』の第13章には、次のような言葉があります。
「わがこころのよくて、ころさぬにはあらず。また害せじとおもうとも、百人千人をころすこともあるべし」 私の心がよいから私は人を殺さないのではない。縁がないから殺さないだけであって、縁が熟せば、人は百人でも千人でも殺すかもしれない。人は縁によってどのような行いをもしてしまう、そういう存在なのだ、と親鸞聖人は指摘されています。
俺が善人だから犯罪を犯していないのではない、たまたまそんな機会やご縁がなかっただけや、だから自分を誇るな奢るな。これも自己愛が自尊心に陥るのを止める歯止め。
ということで今朝のキャッチは自己愛、ご縁、知足。さて、100名著エミールの続きを読もう。
「快を求めて不快を避けるという人間の根本にある自己愛から他人への愛が広がっていくというのは 、ルソ ー独特の 、そして正しい考え方だと思います 。」
— 土曜日 (@doyoubi) 2020年6月22日
—『NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる』西 研著https://t.co/XFhYCy27iE
健全な自己愛モナドが利他の基盤。南無阿弥陀仏自己愛を唱えながら利他に到って成仏したいな、も一度南無阿弥陀仏。