天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

眼で聴くバルトーク弦四

ショスタコ弦四vsバルトーク弦四。ショスタコは全曲ライブに2回も巡り会いお気に入りなのだが、バルトークはなんともイマイチ。軟体動物みたいで捉えどころが全く見えないのだ。そこへベルチャQ、

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Spotifyバルトーク全曲アルバムがあるので今朝は収録順に1、3、5番と聴いたのだが相変わらず軟体動物。
そこで映像で聴いてみようとテレビ録画を弄れば


究極の対話 弦楽四重奏の世界|モーツァルトから細川俊夫まで|onクラシック音楽
バルトーク弦楽四重奏曲 第3番
リゲティ弦楽四重奏曲 第2番
細川俊夫: 沈黙の花
アルディッティ弦楽四重奏団
(2017年6月25日 NHKスタジオ)
ベートーヴェン」: 弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.95《厳粛》
モーツァルト弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
エマーソン弦楽四重奏団
(2017年6月4日 NHKスタジオ
http://blog.livedoor.jp/a_delp/2017-08-21_StringQuartet
バルトーク3番を聴いたが、よう分かったオモロイ。弦楽四重奏は眼で聴こう、各声部の動き響きを眼で聴き分けるのが醍醐味。YouTubeバルトーク弦四探すぞ。
因みに上の記事からバルトーク弦楽四重奏の特質を示す部分コピペ。バルトーク弦楽四重奏の革新者なのだ。


アルディッティ弦楽四重奏団が演奏したバルトークリゲティ・細川の展開は、ベートーヴェンでやりつくされてしまい、以降、いくつかの例外を除き名曲が殆どなかった弦楽四重奏曲が、バルトークによって新たな発展性を見出されたことを如実に知らしめるものでした。スコアを見てもわかるとおり、弦楽四重奏曲は構成が単純で、オーケストラ曲に比べると表現に限度があるように思えます。しかし、バルトークは、楽典に代表される古典的な音楽の諸規則を離れることで、その表現方法が広がりを見せることを示しました。