天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

デミ「フィラデルフィア」

途中で以前に鑑賞済みと気づいたがそのまま最後まで。トムハンクスとデンゼルワシントンの力や。

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Giodano; オペラ「アンドレア・シェニエ」 から 「なくなった母を」

ベケットが恋人ミゲールに懇願され、パーティーを開いた後、ミラーが裁判での質疑応答の練習を行おうとします。  ベケットはその重要性を理解しながらも、このアリアに泣きながら聴き入り、この歌詞の説明をします。  ミラーはベケットの弁護を引き受けてはいたものの、まだベケットを理解できずにいましたが、このシーンで彼の苦しみを理解し、この後彼をかけがえのない友人として受け入れるようになっていくのです。  デンゼル・ワシントンの戸惑うような、それでいて魅了されたような表情が印象的なシーンです。  ミラーの心情を理解するためにも、このアリアの歌詞をここで披露しておきたいと思います。

私が見ると、私の生家が燃えているのです!
こうして一人きりになり、周囲に誰もいなくなりました
飢餓と窮乏が! 貧乏が、危険が! そして病魔がふりかかってきました
そして、善良で清らかなベルシが
その美しさを、私を救うために売ったのです!
私は守ってくれた人にまで不幸を招きました
その苦悩の中で、愛が私に呼びかけたのです
調和に満ちた声でいいました。
「もっと生きるのです! 私は命だ」
私の瞳の中にいるのは、あなたの救い主です!
あなたは一人じゃない
あなたの涙を私は集めましょう!
私があなたの先に立って、杖になってあげましょう!
微笑を浮かべ、希望を持ってください、私は愛です

アンドレア・シェニエ」はフランス革命を題材にしたオペラです。  革命当時の実在の詩人の悲劇を描いています。  詩人のシェニエは伯爵令嬢マッダレーナと出会います。  二人はともに革命政府に追われる身で、シェニエは彼女を助けます。  シェニエは逮捕され、死刑が確定するのですが、マッダレーナは彼を助けようと奔走します。  最後は二人そろって断頭台に運ばれて幕となるこのオペラで、このアリアはマッダレーナが過去の辛い思い出を回想しながら、それでも自分は愛だけに生きがいを感じてきた、愛に殉ずると謳いあげるのです。

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