天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

バッハを辿る旅

アラールのバッハ全鍵盤曲第2弾4枚組4枚目「旅」に着手。

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ソナタ965は曲が長いしあまり魅力を感じなかったのでPL作成パスしたが、聴きながらBWVウィキ確認→772-994はオルガン以外の鍵盤楽器作品となっている。

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BWV531〜771までがオルガン曲と押さえておこう。
そしてトッカータBWV914ホ短調のPL作成。この曲は、ネット検索して


作曲年:1707年 
出版年:1839年
導入、アレグロクロマティックな走句を披露するアダージョ3セクションによる前半楽章と、長大な主題を持つフーガ楽章から成る。
https://enc.piano.or.jp/musics/403


なかなかに面白かった特にフーガ好きやねん。1707年という年はバッハが最初の結婚をした年。

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http://irohani.yokochou.com/bach.html


1685年生まれ→アルンシュタット就職1703年→ブクステフーデ 徒歩訪問1705年→最初の結婚1707年→ワイマール宮廷楽師長就任1714年→ケーテン宮廷楽長就任1717年


覚えておくのは大変なので上記にまとめておいた。人生70歳を過ぎてバッハを聴きながら辿る旅、また楽しからずや。
 

萬葉植物園と高田泰治古楽

奈良基督教会でオルガンを聴いた際に頂戴したチラシで知った無料コンサートを聴くべく奈良へ。

佐保川の春 音楽の日2019 古楽デュオが奏でるバロック音楽コンサート
http://www.library.pref.nara.jp/event/2992
高田泰治チェンバロ、前半がフレスコバルディ等の前期バロック、後半は
G.P.テレマンソナタ 第5番 イ短調
J.S.バッハトッカータ ト長調 BWV916
G.F.ヘンデルソナタ へ長調 Op.1/12
J.S.バッハソナタ ホ短調 BWV1023
後期バロック巨匠たちの作品。BWV916しか予習して行かなかったが、ガット弦、チェンバロ古楽器の繊細かつ地味滋味溢るる音楽を楽しめた。
朝から出かけて春日大社萬葉植物園、藤の花満開。浮舞台で雅楽も楽しめた一日だった。

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オルガン曲BWV詳細分類

アラール全鍵盤第2弾4枚組[CD3] Erbarm dich mein われを憐れみたまえ 聴了。
各曲を単に漫然と聴くのではなく聴き比べPLを作りながら聴いた←平均律クラーヴィアを予習する際に編み出した方法。成果物を得ながら聴くと勉強した気分になるのだ。
ところが、PLを多く作成すると管理に困る。そこでSpotifyのフォルダ機能活用→バッハのBWV分類に従ってフォルダを作成してそこにPLを格納するようにしている。
フォルダはなるべく詳細分類に従った方がいいのだが、参考になる記事発見←「フォクルール 全集」検索すると見つかるフォクルールのバッハ16枚組。

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【オルガン作品として分類されている曲目】(本全集に収録されています)
・オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ BWV525~530
前奏曲とフーガ、トッカータとフーガ、ファンタジアとフーガ BWV531~552
・小さな前奏曲とフーガ BWV553~560
・ファンタジアとフーガ BWV561~563
トッカータとフーガ BWV564~566
・単独前奏曲 BWV567~569
・単独ファンタジア BWV570~573
・単独フーガ BWV574~581
パッサカリア BWV582
・オルガン独奏のためのトリオ楽章 BWV583~586
・オルガンのためのさまざまな小品 BWV587~591
・他の作曲家の協奏曲からの独奏編曲 BWV592~597
・足鍵盤のための練習曲 BWV598
・コラール前奏曲『オルガン小曲集』 BWV599~644
・コラール前奏曲シュープラー・コラール』 BWV645~650
・コラール前奏曲ライプツィヒ・コラール』 BWV651~668
・コラール前奏曲『鍵盤練習曲集第3巻』 BWV669~689
・コラール前奏曲『キルンベルガー・コラール』 BWV690~713
・コラール前奏曲(その他) BWV714~764
・コラール変奏曲 BWV765~771
・新発見のコラール前奏曲『ノイマイスター・コラール』 BWV1090~1120
・2008年新発見コラール BWV1128
https://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%881685-1750%EF%BC%89_000000000002339/item_%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E4%BD%9C%E5%93%81%E5%85%A8%E9%9B%86-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%96%EF%BC%A3%EF%BC%A4%EF%BC%89%EF%BC%88%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E4%BB%98%EF%BC%89_3700950


これに従ってフォルダをより詳細化しよう→例えば、コラール変奏曲 BWV765~771をひとつのフォルダにまとめるとか単独前奏曲 BWV567~569でフォルダを作成するとか。
いつの日かオルガン曲全曲の耳馴染み×調性×BWVを諳んじられる事を夢見て。あ、フォクルールのこの全集、去年漫然と聴き流したのだった。


フォクルール16枚組と愈々大詰め。15枚目、16枚目にかかって来た。先日はこの2枚を通して聴いたのだが途中で寝落ち。今朝は頑張って15枚目を聴いたのだが最後の曲でやはり寝落ち。トリオ・ソナタ6曲にはまだまだご縁が浅いということか。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2018/08/29/053417


 

クラヴィオルガヌム

アラール全鍵盤第2弾[CD3] Erbarm dich mein われを憐れみたまえに入った。

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このボックスではクラヴィオルガヌムが用いられているのも聴きどころ。クラヴィオルガヌムは18世紀中頃に作られていた、弦とパイプを同時に鳴らす、チェンバロとオルガンの機能を併せもった楽器です。
バッハはクラヴィオルガヌムのために特定の作品を書いているわけではありませんが、アラールはいくつかの楽曲をクラヴィオルガヌムで演奏、チェンバロとオルガンの良さを一度に味わえるような、不思議な魅力の楽器の音色もたのしむことができます。
(キングインターナショナル)
https://tower.jp/article/feature_item/2019/02/20/1102
われら唯一なる神を信ずBWV765、チェンバロとオルガンの音を同時に鳴らしているクラヴィオルガヌムを演奏、更にソプラノがメロディを歌っている。不思議な面白い体験をさせてくれた。

Brisk Plays Bach

アラール全鍵盤第2弾二枚目「ハンブルク」→レグレンツィの主題によるフーガBWV.574の聴き比べPL作成過程で寡聞にして未知アーティストに出会った。

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創立30周年を迎える"BRISK"
バッハの協奏曲とコラールを吹く!
1986年結成、2016年には30周年を迎えるオランダのリコーダー・アンサンブル、アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団の新録音。古楽に現代音楽を組み合わせる大胆なプログラムで国際的に活躍してきたブリスクの次なるテーマは、大バッハの協奏曲とコラール。ヴィヴァルディやテレマン、マルチェッロらの作品をバッハが編曲した鍵盤楽器協奏曲とコラール前奏曲を、ブリスクがリコーダー四重奏版にアレンジ。そしてこの録音のために書かれた、現代オランダの作曲家トゥック・ニューマン(b.1971)、フース・ヤンセン(b.1951)の作品を組み込んだ魅惑のプログラム。 
https://tower.jp/item/4170157/Brisk-Plays-Bach---Music-by-J-S-Bach,-G-Janssen,-T-Numan
そこで今朝はブリスク・リコーダー四重奏団のこのアルバム。オルガンの壮麗な響きもいいけれど、リコーダー四重奏は一服の清涼剤、素朴人間的な香りを味わった。
聴き比べPL作成→Spotify検索→未知との遭遇Spotifyサーフィンの醍醐味た。

アラール第2弾「ハンブルク」

アラール全鍵盤第2弾二枚目「ハンブルク」に着手。

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なんでタイトルが「ハンブルク」やねん。1枚目の「リューベック」はバッハがアルンシュタット時代にリューベックのブクステフーデを訪ねて徒歩数百キロした事からと分かるが、ハンブルクとバッハはどんな関係やろかと検索したら

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http://irohani.yokochou.com/bach.html
1702年17歳の時に「ハンブルク訪問、ツェレの宮廷楽団」とある。ふーん、そんな事があったのか、後刻手許の本で調べてみよう。


それはともかく音楽→一曲目はトッカータBWV912aニ長調。結構長い曲で聴き流しバスしようかとも思ったが、律儀性分が許さなかった。a無しBWV912→グールドのP演奏、ロバート・ヒルチェンバロと合わせてPL作成→ダウンロードして昼間も聴いて耳馴染みを作ろう。
そしてトッカータ勉強。


トッカータ(Toccata)という言葉は、元々イタリア語の「触れる(toccare)」に由来し、オルガンやチェンバロなどの鍵盤楽器の調律や音程を調べるために弾いた、即興的な走句に起源があると言われている*
https://blog.goo.ne.jp/ogawa_j/e/dd487432b4cb460a6a1afbbe12b76730


こうして着実に耳馴染みと知識を増やしてゆく。死ぬまでバッハ毎日バッハ。
 

Spotifyフォルダ機能活用中

アラール全鍵盤第2弾1枚目「リューベック」聴了←単に聴くだけではなく聴き比べプレイリストを作りつつ聴いている。作成したプレイリストが成果物、成果物の無い仕事はないのだ。
こんな風にPLを作り続けていると溢れてしまうがSpotifyはエラい。フォルダ機能が用意されているのでフォルダにPLを格納して分類整理出来るのだ。

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これが期せずしてバッハ作品番号一覧見出しになるのだから嬉しい。暇人は暇人なりに工夫して愉しんでいるのだ。