関西音大オケ秋山和慶マラ5
関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル IN 京都コンサートホール
学生数など規模の異なる8つの大学による混成オーケストラと合唱団を編成し,参加する学生たちが大規模管弦楽作品を仕上げる過程を通じて,アンサンブルやハーモニーの喜びを感じ,交流を通じて,個々の大学で行われる教育とはまた違った成果をあげることを目指しています。
ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 op.80
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
http://www.kcua.ac.jp/event/20180924_jigyo
一昨年は復活を聴いたこの催し、今年昨日は合唱幻想曲ライブ初体験。若々しい熱気熱演マラ5も楽しめた。
マラ5第3楽章が始まる際にホルンセクション座席入れ替え→1番と思しき女性奏者が前に出て来て2ndV nとチェロの間の席で演奏。ほう、面白いなあこんなの初めて観たと後でネット検索したら藤岡幸夫のブログに
それはあらゆる困難、苦しみ、孤独・・etcを受け入れた上で生きる喜びに溢れた、踊り狂うワルツだ。
大きな特徴の一つはホルンのソロ。作曲者によってこの楽章だけ1番ホルンがホルンセクションから離れて演奏するように指定されている。最近では協奏曲のようにホルン奏者がオケ前にでて来たり、従来の位置で立って演奏したりいろいろだが、今回は離れたところで座って演奏してもらう。
このホルンのソロはマーラー自身の歌や叫びだと僕は思ってる。
http://www.fujioka-sachio.com/fromsachio/fromsachio201004.htm
とあった。そうか、3楽章でマーラーはホルンソロを際立たせたかったのか。これは今後聴き方を変えんといかんなあと収穫。因みに帰宅後手元の録画インバルをチェックしたらホルン移動は無かった。秋山和慶はスコアに忠実な指揮者だ。