バッハ作品番号を覚えよう
バッハのオルガン曲には例えば、前奏曲とフーガといった曲名が多い。そこで調性やBWV=バッハ作品番号で区別する必要がある。ところが、絶対音感がないので調性は敬遠→数字がそんなに嫌いではないのでBWVを覚えることにした。
まず、BWVの概略。
BWV232-243 ミサ、マニフィカト
BWV244-249 受難曲、オラトリオ
BWV250-524 4声コラール、歌曲その他
BWV525-771 オルガン曲
BWV772-994 オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の曲
BWV995-1000 リュート曲
BWV1001-1040 室内楽曲
BWV1041-1065 協奏曲
BWV1066-1071 管弦楽曲
BWV1072-1080 特殊作品(ひとつの作品の中に異なる演奏形態の含まれている曲、演奏形態の指定のない曲)
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1216606052?__ysp=44OQ44OD44OP5L2c5ZOB55Wq5Y+3
オルガン曲は525から771だから全247曲←残生で覚えられない数字ではなさそう→既に二つは覚えたぞ。一昨日聴いた「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622と今朝聴いたパストラーレBWV590。
鈴木雅明が“トッカータとフーガ”を23年ぶりに再録音!~J.S.バッハ:オルガン名曲集
http://tower.jp/article/feature_item/2015/08/03/1106
千里の道も一歩から。三歩進んで二歩後退。
永遠の今と素直な心
今朝は
5:27 グールド パルティータの後の鍵盤曲→幻想曲ハ短調BWV906、幻想曲ト短調BWV917、幻想曲ハ短調BWV919
5:51 内田光子テイト協奏曲8番ハ長調KV246
バッハに永遠の今を感じたいけれど、そんなのあり得ない、時は勝手に過ぎゆくのだからとモーツァルト。
ようやく素直にモーツァルトを聴けるようになったなあ、余計なことは何も考えず音の流れ、動きだけに耳を澄ます。
昨日はバッハはをかし、モーツァルトはあはれ。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/09/12/063025
そして今日は永遠の今と素直な心。こうしてバッハ→モーツァルトしてるといつか悟れるかも、なあんちゃって。
をかしとあはれ
バッハは一昨日の富田一樹復習←チラシでは演奏曲目数曲しか分からず、例えばBWV622「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」等をしっかりBWV番号と共に脳に刻み込みたいからだ。
これに加えて、富田一樹甲南女子大チャリティー無料コンサートのチラシも貰ったのでその予習も実施。ああ、すっかり富田一樹追っかけだ。
http://www.konan-wu.ac.jp/event/detail.php?id=3095
バッハの後はシモン・ゴールドベルク×ラドゥ・ルプー モーツァルトVnソナタ全集消化→今朝はト長調KV379。初体験だが第3楽章変奏曲のピチカートが印象的な名曲←これが35番ソナタだったか、旧友が誘ってくれた芸文堀米ゆず子ライブが楽しみ。
聴き終えて所感。バッハは縦=いまここにある建築物、モーツァルトは横=時の流れ。日本の伝統的美意識、をかし枕草子とあはれ源氏物語に従えば、バッハはをかし、モーツァルトはあはれなり。
ラジクールまたもや不調
一昨日のN響レジェンド録音失敗に昨日の朝、気づいてイロイロ検索、対処→原因不明かつ音が出ない、録音ボタンも無い。しようがないからパソコン再起動したら何とか名演奏ライブラリー録音開始できたので姫路富田一樹へ。
帰宅して早速パソコンチェック→ダメだ、再接続待ちの状態でラジクールフリーズ。
エスファハニ×ゴルトベルク変奏曲→平板、面白くなしを聴きながら対応策思案したがラジクール削除&再インストぐらいしか思いつかない。
困ったなあ、Spotifyダウンロード機能活用→外出時オフライン再生はできるが、車BGMはそれが出来ない、きらクラ聞けぬ。
まあでも人生ケセラセラなるようになる。開き直るのが特効薬なり。
モーツァルト→ケセラセラ
クラシックカフェを聴いててジェフリー・テイトが今年亡くなっていたことを知った、享年74歳。
ジェフリー・テイト氏(英国の著名指揮者)2日、イタリア北部ベルガモで心臓発作のため死去、74歳。首席指揮者を務めるドイツのハンブルク交響楽団の公演のためベルガモを訪れていた。同交響楽団が明らかにした。
英ロイヤル・オペラの首席指揮者などを務め、イギリス室内管弦楽団を指揮しピアニストの内田光子さんとモーツァルトのピアノ協奏曲全集を録音した。生まれつき二分脊椎症を患っており、いすに座ったままタクトを振るスタイルで知られた。(ロンドン=共同)
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG04H09_U7A600C1CZ8000/
テイトと内田光子がモーツァルトを共演してる映像をテレビで見たなあとSpotifyでモーツァルトP協奏曲全集を見つけて昨日から聴き始めている。今日は6番変ロ長調KV238。
ベートーベンのような自己主張は全くない予定調和形式美の世界。全ての音があるべき場所にきちんと配置され音楽はありのままに流れる。バッハ→複雑なポリフォニーを聴いた後ではとりわけ純粋に美しく聞こえる。
神が作り給いしこの世界、それはありのままで美しい。だから何にも思い悩むことはないんだよケセラセラ→なるようになる、たとえ明日に核戦争で世界崩壊人類滅亡しても。
少しの知識、僅かなハート
昨日ジム時速6㎞強歩BGMはクラシックカフェ→ロッシーニ小荘厳ミサ曲←小といいつつ1時間以上の長大な宗教曲、初めて聴く曲なのに退屈せず聴けたのはエライと自賛。
そこで検索してみると
┃世俗音楽のチャンピオンが書いた宗教曲。
ロッシーニ(Gioachino Rossini, 1792 - 1868)は、音楽の世界で頂点を極めた。「ナポレオンは死んだが、別の男が現れた」とまで言われた人物。ご存知の通り、彼は37歳の『ウィリアム・テル』を最後に突然オペラ界から引退してしまう。そんなロッシーニが死の5年ほど前に作曲した作品が、《小ミサ・ソレムニス》。
http://mondnacht21.blog.fc2.com/blog-entry-770.html
ロッシーニは上の記事によると
この曲の楽譜には
「私が作曲したのは宗教音楽(la musique sacree)でしょうか、それとも単にひどい音楽(la sacree musique)でしょうか? 私はオペラ・ブッファのために生まれました。それをあなたはよくご存知ですね! 少しの知識、僅かなハート、それがすべてです。祝福され、私を天国に受け入れてくださいますように」*
とあるらしいです。
と書き残しているそうだ。「少しの知識、僅かなハート」とはいい言葉ではないか。気に入ったよ、ロッシーニ君。
音楽はエロス→生きる歓び
五嶋みどり予習2回目。
2017年9月22日(金) 18:30 開演
[ヴァイオリン]五嶋みどり
[ピアノ]イェヴァ・ヨコバヴィチューテ
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ調
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 イ長調 op.100
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第3番 ト短調 D.408 op.posth.137-3
エネスク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 イ短調 op.25 「ルーマニアの民族様式で」
ヒンデミットようわからん、ブラームスは憧れの歌、シューベルトは生きる喜び、そしてエネスクは聴くのが2回目だが傑作だ→エキゾチックエロス、むせかえる体臭。そこでネット検索。
東欧で唯一のラテン系の民族が多く住む国が生んだこの作品は、モード技法をふんだんに使った、実にエキゾチックな味わいに富む傑作なのだ。リズムも決まった拍子の無い、当時としては極めて斬新な作品で、20世紀の生んだ傑作なのである。
詳しくはWikiの記事を参照していただきたいが、これほどの名作故に、クリスティアン・フェラスやイダ・ヘンデルなどの優れた録音もあり、私もそれらをよく聞く。
まだお聞きでない向きにはぜひお薦めしたい名作であり、名演である。
http://suisse.exblog.jp/17358665/
成る程上手く書かれてるなあ。この曲がプログラムの最後、盛り上がるライブが楽しみだ。
そして今朝の聴楽締めくくりはモーツァルト×ゴールドベルク、ルブー ハ長調KV296。
こちらは一転して予定調和形式美。形式美の中にふっと影さす心の揺れエロスがモーツァルトだと思う。音楽は詰まる所、エロスなり。