天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ドイツオルガンミサ

フォクルール11枚目→BWV669からほぼ番号順に曲が並んでいる。これは何かの曲集だなとネット検索したらドイツオルガンミサ曲だと判明。そこで、更に検索→クラヴィーア練習曲集とドイツオルガンミサとの関係を簡明にまとめた記事発見。


ミサ J.S.バッハの「クラヴィーア練習曲集」というのは全部で4巻あります。 第1巻…パルティータ BWV825-830 第2巻…フランス風序曲 BWV831,イタリア協奏曲 BWV971 第3巻…前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552 · 21の
第3巻…前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552 · 21のコラール前奏曲 BWV669‐689 · 4つのデュエット BWV802‐805(第1曲 ホ短調 · 第2曲 ヘ長調 · 第3曲 ト長調 · 第4曲 イ短調
第4巻…ゴルトベルク変奏曲 BWV988
これらはバッハが自費で始めた出版で、当初は「一連のパルティータを1曲ずつに分けて印刷、販売する」という目的で始めたものが、少しずつ規模が大きくなり、また曲の造りも複雑になっていったのです。
第3巻はオルガンのために書かれたもので、別名「ドイツ・オルガン・ミサ」と呼ばれます。ちょっと見ると、コラールやフーガが雑然と並んでいるような雰囲気ですが、実はこれらの配置は考え抜かれたもので、至るところに「三位一体」を占める「3」が仕込まれているという(そもそも冒頭の前奏曲「聖アン」から♭が3つの変ホ長調)キリスト教の教義に沿ったものなのです。
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なるほどそういうことかと納得しつつフォクルール11枚目謹聴。深き苦しみの淵よりわれ汝に呼ばないわるBWV686には辛うじて耳覚えがあった。


さて、こうしたバッハの森彷徨の日々が我が生涯かと些かの感慨に耽ったら牧師に問いかけてみたくなった。
三位一体も造物主デウスも救い主キリストもちゃんちゃら可笑しい虚構としか思えない私ですが、こんな私でも信仰の道に入れますか?

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牧師さんは何て応えてくれるやろか。バッハを聴く際にいつも気掛かりことではある。