バルトの楽園
『きけ、わだつみの声』の出目昌伸監督が、第一次世界大戦中の徳島県鳴門市の板東俘虜収容所で起きた実話を基に描いた感動ドラマ。軍人でありながら自由と平等の信念を貫き通した所長の松江豊寿を松平健が貫禄たっぷりに演じるほか、『ヒトラー~最期の12日間~』のヒトラー役、名優ブルーノ・ガンツがドイツ軍少将をいぶし銀の魅力で助演する。3億円を投じて再現された収容所の巨大なオープンセットも歴史のロマンを感じさせる。
第九日本初演のドラマ見たさと音楽池辺晋一郎期待でTポイント消化ギャオレンタルしたが、ベタ大甘な映画。下のAmazonレビューの方と同意見。
日本映画の悪いところがてんこ盛りで出たという感じ。
ウェットでベタベタ。センチなところと外国人に対する気遣いが耐えられないほど。
中村彰彦の「二つの山河」にあった会津人松江の雰囲気がこの映画のせいで
(むろんマツケンのせいではない)雲散霧消してしまった。
特に会津のシーンは全く不要。