天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

思い出は心の財産

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このところの未明早朝聴楽パターンは大音カンタータ予習→エク京都定期ハイドン予習。
とりわけBWV105『主よ、裁かないでください』は聴けば聴く程に名曲だ。そして、

最初の合唱曲。何と深い響きでしょうか。掛留の不協和音が次々と起こり、新しい場 面が次々開けていくような感覚をもたらします。そして、「_タッタータ」というモ ティーフが繰り返されるのは平均率第2巻12番などと同様。(「ため息モティー フ」)やがて、激しい合唱フーガになだれ込みます。ともかく、 バッハの最も優れた合唱曲(の一つ)と言えるでしょう。なお、歌詞は上に載せた作 品の標題が前奏曲。そして、フーガが「あなたの目の前にいかなる人も義とされな い」。それだけです。
http://www.kantate.info/105.htm

これも名解説だ。漫然と聴くのではなく、押さえるべきポイントを教えてくれる。そして、

この作品のように、今まで知らなかった傑作に出会うたびに、バッハのすごさを思 い知らされ、またカンタータを聴き続ける気力が湧いてきます。

と、まとめの感想。そうだなあ、俺も同感、音楽は心の財産、予習してライブを聴いて手の内に入れた音楽は心の財産、余生は心の財産作りなどと気障な台詞を吐きたくなった。

ところで、一昨日聞いた訃報の方にお線香をあげに行くことにした。ついでに運慶展も観てこよう。思い出は心の財産、パソコンボランティアでご一緒した故人を偲びながらシューマン交響曲2番バーンスタインV ph。