天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

音楽の真実

f:id:doyoubi92724169:20170527063346j:image

H.シュッツ:十字架上の7つの言葉 SWV 478
J.S.バッハ:ミサ曲 ト短調 BWV235
G.F.ヘンデル:主は言われた HWV232
日本テレマン協会 第185回 教会音楽シリーズ マルティン・ルター宗教改革500周年に寄せて「G.F.ヘンデル 主は言われた HWV232」の予習。
例によってライブ演奏順とは逆順、軽→重の順すなわちヘンデル→バッハ→シュッツの順で聴いた。もうこれで予習は一段落としよう。シュッツはドイツ語テキストを見るだけでほぼ意味了解なのだから。

そこで十字架上の七つの言葉をウィキからコピペしよう。

「父よ、彼らを赦して下さい。なぜなら、彼らは何をしているのかわからないからです。」
「アーメン、あなたに言います。あなたは今日私と共にパラダイスにいます」
「女よ、そこにあなたの子がいます」「そこに、あなたの母が」
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ(わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか。)」
「私は渇いている(ディフォー)」
「終わった(テテレスタイ)」
「父よ、私の霊をあなたの手にまかせます」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/十字架上のキリストの最後の7つの言葉

エスの生涯がこの七つの言葉に集約されている。特に6番目の言葉→終わったではなくて「成就した」と理解したい。イエスはアニュス・デイ=神の子羊としてこの世に現れたのだ。

神もイエス神の子羊も決して信じないが、キリストを心から信じた人々の真心は信じよう。そうでないとバッハやシュッツの音楽に真実が無くなってしまうから。

ドボルザーク「糸杉」

f:id:doyoubi92724169:20170526064045p:image

書くのも憚るような早い時刻に目覚めて五嶋みどりQ予習→ヒナステラ弦四2番、ドボルザーク「糸杉」。何度も聴いて、ヒナステラはさておき、糸杉は非常に心地よくなった。
元の歌曲の内容は全く知らないが、各曲のタイトルはネット検索で分かる。

第1曲;あなたによせる私の愛は
第2曲;死は多くの人々の胸に
第3曲;優しい瞳が私に注がれるとき
第4曲;その愛は私たちを幸せに導くことはないだろう
第5曲;本に挟んだ古い手紙
第6曲;おお、私の輝く薔薇よ
第7曲;私はあの家の周りを忍び歩く
第8曲;私は深い森の中の空き地に立ち
第9曲;おお、ただ一人のいとしい人
第10曲;そこに古い岩があった
第11曲;自然はまどろみと夢の中に
第12曲;おまえは、なぜ私の歌はそんなに激しいのかと尋ねる
http://tupichan.net/Classic/Cypresses.html

ライブではセレクト何曲かしか演奏されないのが残念だが、激しくモダンなヒナステラ、ロマンチックな糸杉、そして切々たる死と乙女。五嶋みどりと若い奏者の四重奏が楽しみだ。

第8回ICEPネパール/日本 活動報告コンサート
五嶋みどり&Young Artists
http://phoenixhall.jp/performance/2017/06/20/6409/

 

 

おはよう

f:id:doyoubi92724169:20170525055721j:image

バッハクライス神戸予習→カンタータ4曲、概ね輪郭イメージが出来た。
五嶋みどりQ予習→ヒナステラ弦四2番、これはまだまだ、なにせバルトークショスタコ÷2みたいな音楽だもんな。ドボルザーク糸杉は甘く切ない。
ここでFM録音に切り替え→古楽の楽しみ/バッハの鍵盤作品⑤最終回。「イタリア風のアリアと変奏曲 イ短調 BWV989」バッケッティ、「イタリア風のアリアと変奏曲 イ短調 BWV989」ジュニエ。ジュニエの方が乾いた清らかな音、俺の好み。

こうした音楽を聴きながら与謝野馨の79歳訃報を思い起こす。過去も未来もない、あるのは今ここ、だけ。さてそろそろマタイ予習を、始めよう。Guten Morgen

 

バッハ豆知識とバッケッティ

f:id:doyoubi92724169:20170524060817j:image

FM古楽の楽しみ→バッハの鍵盤作品④で仕入れた豆知識。アンドレア・バッケッティ

なるピアニストも知った。人様のツイートをコピペさせて頂く。

てふてふ @MMoriz1
人気曲「イタリア協奏曲」がBWV971。次の972から987までの16曲が他の作曲家の作品の編曲(協奏曲)となっている。因みにその次の988がゴルトベルク変奏曲。この編曲の集大成がイタリア協奏曲。16曲中6曲がヴィヴァルディ作の編曲。その中の1曲。#古楽の楽しみ午前6:09 · 2017年5月18日
4件のいいね

https://twitter.com/mmoriz1/status/864950930160074752

 

アンドレア・バッケッティのアルバム「イタリアンバッハ」をアップルミュージックで見つけたぞ。
21世紀のグールドか?イタリア鬼才が問うバッハチクルス第1弾
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?associate=SMO&cd=SICC000030167

超新星ピアニスト→健康診断

f:id:doyoubi92724169:20170523061840j:image

バッハクライス神戸予習でキリスト教五嶋みどりQでヒナステラに草臥れ、癒しを求めてレミ・ジュニエ。

1992年フランスのモンペリエ出身
● パルティータ第4番ニ長調 BWV.828
カプリッチョ変ロ長調 BWV.992『最愛の兄の旅立ちにあたって』
● イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806
トッカータ ハ短調 BWV.911
http://www.hmv.co.jp/artist_バッハ(1685-1750)_000000000002339/item_パルティータ第4番、イギリス組曲第1番、『最愛の兄の旅立ちにあたって』、他 レミ・ジュニエ_6289842

FM古楽の楽しみで知った超新星ピアニスト、音が実に清らかだ。もう少しひねり等あった方が飽きなくてよいとも思ったりするが、それは聴き手の問題かもしれない。またいつかグールドと聴き比べしてみよう。

ところで今日は朝飯抜きで近くの開業医健康診断。中村獅童の癌も人間ドックで早期発見できたみたいだが、それにあやからず年に一度の継続的身体チェックなり。

 

生活=事実+物語=ダメ虎+音楽

f:id:doyoubi92724169:20170522052604j:image

目覚めて最初にしたことは昨夜のゲーム結果の確認→なんと勝っとるやないか、テレビ中継が無かったのでスマホで時おりチェック→あかんなあ、四連敗やと諦めてテレビYouTubeカラオケ「逢わずに愛して」寝たのに。

それはさておき朝の悦楽→あの世の物語=普遍悦楽音楽、今朝は夙川教会テレマンアンサンブル予習プレイリスト2回目。
H.シュッツ:十字架上の7つの言葉 SWV 478
J.S.バッハ:ミサ曲 ト短調 BWV235
G.F.ヘンデル:主は言われた HWV232

軽→重の順で音楽は聴くべし、ヘンデル→バッハ→シュッツの順で聴いた。ヘンデルもなかなかだけれどバッハが途轍もない名曲に思えてきた。メロディアスなのだ感じるのだ、歌詞が単純なラテン語で聴きやすいのもいい。

そこで五嶋みどりQ予習→ヒナステラ弦四2番←バルトークショスタコを足して2で割ったような曲を
聴きながらBWV235検索。

それでもバッハがラテン語のミサ曲を数曲とは言え作曲しているのは、ルター教会での礼拝ではカトリックのミサ典礼が継承されていたことによる。当時のルタ一派の礼拝式ではカンタータの演奏に先立ってミサ曲が演奏されていたのだ。ただし、その際に演奏されるのはカトリックの礼拝におけるミサ曲と異なり、「キリエ」と「グローリア」だけだった。
「ミサ曲ト短調BWV235」は1739年頃に成立したと思われるが、その中身はほとんどが以前バッハが作ったカンタータからの転用である。転用、改作、パロディーというと、なんとなくやってけ仕事で、「ええい、新しく作るなんて面倒だから、昔作った曲で代用しちゃえ」といった手抜きのような印象を与えかねないが、バッハの時代には一般的に行われていた事であり、決して手抜きとか怠けていたわけではない。
http://blog.livedoor.jp/nadegatapapa-classic/archives/51664021.html

ふーん、そうか。転用によって熟成→名曲になったのかと納得。
これで今朝の聴楽終了→野球頭に戻してゲーム結果検索。

阪神が逆転勝ちで4連敗免れる 決勝点は“敬遠暴投” 日曜日は7連勝
https://www.daily.co.jp/tigers/2017/05/21/0010211051.shtml?pg=2

わっはは、これは途轍もなく愉快。起きたらサンデースポーツその他テレビ見まくろう。
かくして
人生=事実+物語
生活=ダメ虎+音楽
の一日が始まるのだ。

 

音楽はあの世の物語→普遍の愉悦

五嶋みどりQフェニックスホール予習。

ヒナステラ弦楽四重奏曲 第2番op.26
ドヴォルザーク弦楽四重奏のための「糸杉」B.152より
シューベルト弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
http://phoenixhall.jp/performance/2017/06/20/6409/

ヒナステラドボルザークも初体験。糸杉はドボルザークが自らの歌曲を弦楽四重奏に編曲した小曲集12曲。その何曲かをセレクト演奏すると思われるが、特定されていないので全部聴いた。ロマンティックな音楽だ。

こんなロマンティックな曲を聴いてて屁理屈を捏ねたくなった。

人生=事実+物語
人生=この世+あの世
自己=固有+普遍

つまりは、音楽=あの世の物語→普遍の愉悦。以前に書いたブログからコピペして今朝の駄文はオシマイ。

どんな境遇に生まれて成長し社会の中でどのように暮らし生きるかが固有。しかし最後は生まれた時と同様に裸=普遍に死ぬ。つまり、人は固有に生まれ普遍に死ぬということだ。死ぬことで固有の自己は存在しなくなるが、普遍の自己はなお生きると言いたいところだが、人間死んだらタダのゴミ。だから、普遍に死ぬという理屈が納得して死ぬ理由のひとつにはなるとしておこう。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/05/17/055742

f:id:doyoubi92724169:20170521061633j:image