天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

タンゲンテンフリューゲル

古楽の楽しみ「チェンバロ男子対談」で初めてその名を知った楽器。

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タンゲンテンフリューゲル(独:Tangentenflügel、英:Tangent piano)は、レーゲンスブルクのフランツ・ヤコブ・シュペート(Franz Jakob Späth、1714生)なる鍵盤楽器職人が、1750年頃に製作したのが最初とされております。その特徴は、ハンマーで叩くピアノ(いわゆるフォルテ・ピアノ)に若干相違して、タンジェントとよばれる薄い木片を突きあげて弦を打つ構造をもっているようです。

ピアノフォルテチェンバロの音がごちゃ混ぜになったような感あり。検索発見した他の記事では


かんじんの音はというと、チェンバロに近く、ただチェンバロのように弦をはじく構造でないため、もっと太い音がする。速いパッセージなどでは、よくピアノの音を表現するのに「玉を転がすような」ということがあるが、それをもじっていえば「小石を転がすような」──つまりもうすこし庶民的でくすんだ音がする。バーゲンセールのくじ引きの「がらがら」(あれ、正式にはなんていうのでしょう?)みたいな感じ。


ピアノが生まれるまでは様々な試みがなされていたんだなあと改めて思った次第。


FB哲学サロンの話題のお陰で久しぶりにウィトゲンシュタインを思い出した。言語も楽器もその意味は使用。愛が言葉も音楽も齎らすのである。