天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

腐臭を放つ北京もモスクワも

今朝はボロディンQショスタコ弦四9番変ホ長調、10番変イ長調。とりわけ10番。


第3楽章はパッサカリアとして書かれていますが、そのパッサカリア主題は心の底から絞り出された悲しみの旋律です。それは地球上の全ての不幸な出来事に捧げられた挽歌であるようにさえ聴こえます。私の一番好きなショスタコーヴィチがここにいます。

うまいこと書いてるなあ、この人。「私の一番好きなショスタコーヴィチがここにいます」はそのままパクリたいくらいや。ショスタコ弦四にはこの第3楽章のような深く鮮烈な叙情がある一方で、諧謔やユーモア、皮肉が満載。なによりメロディがあって且つモダンなのがカッコイイ。


そこで突然我が短歌旧作。
穏やかなニヒリストあり絶望も希望も持たず悦楽に生く


昔、日経歌壇に熱心に投稿して50首ほど入選たことがある。新聞に載った日は鼻高々ご満悦、そんな頃に詠んだ歌だ。どういう心情で詠んだかはすっかり忘れたが、ショスタコが音楽に込めた思いはこの駄歌に近いものがあるのではなかろうかと我が身に引き寄せて思う。スターリン体制に絶望してもしゃあない、かと言って希望も持てない。好きなサッカーに興ずるのみや。


それはさておき我が駄歌。ついろぐで検索したら面白い。
https://twilog.org/doyoubi


こんなツイートも出て来た。

そこで新型コロナウイルスに思いは及ぶ。ハンドリングを間違えると命取りになるのは習近平、自覚してるやろ多分。

プーチン憲法改悪してまで権力にしがみつこうとしてるし、北京もモスクワも腐臭を放っとる。俺が高校時代に夢見たショスタコ5番交響曲社会主義理想は何処へ行ったんや。
絶対的権力は絶対的に腐敗する。

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