天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

阪大ワンコイン武久源蔵

昨日の阪大ワンコイン

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本コンサートでは、バッハが愛用したジルバーマン・ピアノのレプリカ、および、モダン・ピアノの名器ベーゼンドルファー1920年)を用いる。この二つのピアノは、見方によっては相同的である。しかし、一方では、大きく異なる面を持つ。前者は、ピアノの出発点を示す楽器であり、後者は、終着点に達しようとするピアノを代表する楽器である。
J.S.バッハ 適正律クラヴィーア曲集より1/1, 1・20、, 2/1, 2/20, 2/24他
F.ショパン 前奏曲集作品28より
M.ラヴェル 古風なメヌエット
D.ショスタコーヴィチ 24の前奏曲とフーガより 他

前半がジルバーマンピアノを使っての平均律←武久は適正律ホントは塩梅律が適訳だと言う。ジルバーマンピアノをウィキで見ると


彼の製作したフォルテピアノは、ニュルンベルクドイツ国立博物館に1台、ポツダムの新宮殿とサンスーシー宮殿に1台ずつ遺されている。1747年5月、ポツダムヨハン・ゼバスティアン・バッハプロイセン国王フリードリヒ2世の与えた主題による即興演奏を行った。この際使用されたのはジルバーマン作のフォルテピアノであった。この即興演奏を元に作曲されたのが『音楽の捧げもの BWV1079』である。

とあるが武久は、バッハが気に入って代理販売までしたと言う。武久のジルバーマン演奏YouTubeを貼っておく。


適正律巻1変ロ短調22番がよかったなあ、心に沁みた。後半で即興演奏と連弾も弾いてくれてジルバーマン堪能。ピアノではあるがかわいい音が心地よい。
後半は阪大ご自慢のベーゼンドルファーショパン前奏曲集にバッハ適正律カクテル、ラヴェルショスタコ
武久源蔵によるピアノ発見シリーズ、来年も開催とのこと。阪大ワンコインの目玉だ。