天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

端正と真心

平均律クラヴィーア曲集、アファナシェフとレオンハルトを終えて今はシュタットフェルト×グールド聴き比べ。

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二曲毎にシュタットフェルトをまず聴いて、グールドを聴いているのだが、シュタットフェルトは端正に対してグールドはひねこびてはいるが真摯。聴衆にどういう風に聴かせたいとかの下心が全くないのだ。真摯になるには聴き手なんかどうでもいい、エゴに徹するしかないのかも。そういえばスピノザに倣って神即自然。人間は全て下心、真心は自然にしかないのかも。