天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

上野耕平、驚異のバッハ

情熱大陸上野耕平を観たので今朝はSpotify上野耕平バッハ

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無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 <ソプラノ>
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調バリトン
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ―タ第2番ニ短調<アルト>
https://tower.jp/article/feature_item/2017/11/14/1101
やはりシャコンヌが名曲名演。「上野耕平 重音」検索して見つけたインタビュー記事からコピペ。


でも、そもそも《シャコンヌ》をサクソフォンで吹くのは無理なんです。アルト・サクソフォンの標準音域の最高音から7度上まで必要ですし、不可能に近い。でも、後悔したくなかったし、“できる”より、“やりたい”のほうが勝っちゃったんです。利口な演奏家ならまずやろうとしません(爆笑)。
「標準音域外の高音に関しては、今までのどんな運指表にも載っていないような新しい指づかいを自分で見つけて、なんとかクリアしました。ほんとに手がおかしくなりそうな無理な運指なのですけど。また、ヴァイオリンやチェロの無伴奏曲を吹こうとすると、どうしても重音の問題が出てきます。サクソフォンは単音楽器なので、そこはアルペッジョで吹くことになるわけですが、書いてある重音を全部吹くと、装飾音が多すぎて不自然になってしまう。それをどう選ぶか。さらに、なんと言ってもブレスの問題が大きいですね」
https://www.cdjournal.com/i/cdjpush/ueno-kohei/1000001361


不可能な高音を指使いで出すなんていったいどういうこっちゃ!また、綺麗なアルペジオ重音も素晴らしい。上野耕平、驚異のバッハ、まさに情熱大陸だ。