天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

クレメラータ 芸文

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ライブが近づいてきたので予習プレイリスト作成。
モーツァルトアダージョとフーガ
ラスカトフ:モーツァルトの生涯から5分間 *
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 *
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番(ピアノ:リュカ・ドゥバルグ)
モーツァルト:セレナーデ 第6番「セレナータ・ノットゥルナ」 *
*=クレーメル共演
http://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=4290911327&sid=0000000001
モーツァルトプログラムだ。かつては、なんやあの形式美だけの音楽と些か軽視していたのだが、阪大ワンコインでその死生観を知って見方が変わった。モーツァルトの父レオポルトへの手紙から引用する。
死こそぼくらの真の幸福の鍵だと知る機会を与えてくれたことを(ぼくの言う意味はお分かりですね)神に感謝しています。ぼくは(まだ若いとはいえ)ひょっとしたらあすはもうこの世にはいないかもしれないと考えずに床につくことはありません。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/06/19/053057
これは凄い、モーツァルトは哲学者だ、彼の音楽は形式美流麗だけではない、その奥に潜むものを聴きとらねばとクレメラータのチケットを買った次第。
そこで予習。Pコンは内田光子、V nコンはクレーメル×クレメラータのアルバムから拾い、他の曲はK番号検索してプレイリスト作成。内田光子は流麗の向こう側を聴き取る努力、クレーメルは彼らしく引っ掛かりのある演奏、アダージョとフーガは聴いたことがなかったなあ、オモロイ→モーツァルトらしくない曲だ。
ということでライブ楽しみ。経験上、ライブは予習を超える。モーツァルトの死生観を聴き取れるやろか、音楽は聴く耳と脳次第、実は自分の心を聴いているのかも。