天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

五嶋みどり×バッハ無伴奏

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来月ライブに備えて五嶋みどりのアルバムSpotifyチェックしたらあったあったバッハ無伴奏全曲が。←先月まで入っていたアップルミュージックには無かったよなあ。
そこで今朝は阪大ワンコイン予習も兼ねてまずパルティータ3番を聴いた。

なんの自己主張も増して嫌味もなくひたすら祈る音楽、音のみが迫ってくる。この純粋無私透徹が五嶋みどり、音楽の巫女さんだ。
これを聴くためには聴き手も純粋無思想無感動でなくてはならない。ところが例によって雑念ばかり→こないだBSプレミアムが放送した五嶋みどり無伴奏と同じ音源だろうかなどと。

検索してみるとCDアルバムは
録音時期:2013年8月13-17日
録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
hmvサイトの情感←ここのURLは何故かうまく貼れない
BSプレミアム
~2016年8月8~11日 ケーテン城(ドイツ)~
https://bh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20170129-10-07197

となっていた。CDを録音してから3年後に録画撮りしたようだ。

ということでこれも広い意味での五嶋みどりライブ予習。テレビ録画もまた観てみよう。

 

五嶋みどりライブ予習開始

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来月のライブに備えて予習開始

[ヴァイオリン]五嶋みどり
[ピアノ]イェヴァ・ヨコバヴィチューテ
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ調
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 イ長調 op.100
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第3番 ト短調 D.408 op.posth.137-3
エネスク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 イ短調 op.25 「ルーマニアの民族様式で」
http://www.symphonyhall.jp/?post_type=schedule&p=8752

ブラームス以外は知らん曲ばっかりやんかあと思いつつSpotifyでプレイリスト作成。ブラームス千住真理子アルバムから、他は作曲家経由で全曲揃えられた。聴いてみると

ヒンデミット、予想通りあまり感じず、ブラームス千住真理子イマイチ→ブラームスの情感に達せず、シューベルトはなかなかいい、エネスクは面白い→五嶋みどりにぴったり、これは盛り上がるぞ、楽しみ。

これまでの経験から鑑みるに、予習はライブに到底及ばず。予習しても先入観は持たず新鮮初体験のつもりでライブ愉しまむ。「人が経験するのではない、経験が人をつくるのである」西田幾多郎←あ、昨日も書いたな。

情熱大陸「三浦文彰」

MBS情熱大陸を毎週録画しているが暇つぶし多忙故にタイトルのみ見て忘却が殆ど、だが今回は三浦文彰←じっくり鑑賞して永久保存。
三浦文彰大河ドラマ真田丸」のタイトル音楽でブレイクした若手バイオリニスト。徳永二男コメント「一音一音に意味を持たせている、凄い」などもあって興味深い。些かショックだったのは

三浦文彰は父と母が離婚し過去に荒れていた!?両親が情熱大陸でテレビ初登場!画像あり

http://katarina.xsrv.jp/2017/08/28/post-5329/

「彼奴は何て勝手な男だ」なとと父←東フィルコンマス三浦章宏を憎む日々もあったようだ。その確執を乗り越えて東フィルを弾き振り→ベートーベンVnコンチェルトを成功させたというのが番組の見どころ。1週間限定無料配信はこちら。
https://twitter.com/fumiakimiura/status/901993565944930304

そこでSpotify三浦文彰のアルバムを探したらあったあった→ツィゴイネルワイゼン等名曲アルバム。
http://www.e-onkyo.com/sp/album/antcd18560/

鋭く斬り込んでくる演奏、ツィゴイネルワイゼンの緩徐部分では悲哀を感じさせてくれた。美は悲から発する←「人が経験するのではない、経験が人をつくるのである」西田幾多郎

チャイコンメンコンアルバムもあるのでいつかまた。応援するよ、三浦文彰

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武満徹 組曲「波の盆」

Eテレクラシック音楽館弦四特集→細川俊夫「沈黙の花」をテレビ鑑賞→きちんと聴こうと思いSpotifyでアルバムを見つけて聴いていたら武満徹を聴きたくなった。難解な音楽よりわかりやすい曲がいいなと思い浮かんだのは「波の盆」。
あったあったよ組曲、尾高敦忠と細川俊夫の難しい音楽に挟まれて組曲があつた。尾高忠明×札幌交響楽団

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そんな思いはともかく、「波の盆」は調和のとれた美しい音楽の世界。
この作品をことのほか愛する、尾高さんのCDでは、6つの場面が組曲となっている。

 Ⅰ「波の盆」(Tray of waves)~ジャケットにはNami no Bonなのに
 Ⅱ「ミサのテーマ」 主人公の亡き妻
 Ⅲ「色あせた手紙」
 Ⅳ「夜の影」
 Ⅴ「ミサと公作」 妻ミサと主人公
 Ⅵ「終曲」

全編大半がアダージョないしは、アンダンテ。
癒しの音楽ともいわれるかもしれないが、この静けさをどう聴くか。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/171394/151893/68016361

バッハのカンタータを聴いた後だったから静謐な宗教音楽にも聴こえた。郷愁→我らが帰るべき場所への静かな憧れ。
この音楽はテレビドラマに付けたもので、上のリンクにドラマ概略がある。

たまには武満徹、しかも静かでわかりやすい音楽がいいなあ。難解現代音楽ゴメン。

バッハ→モーツァルト→バッハ

お目覚めはバッハ カンタータ。ネット検索して解説記事をエバーノートにコピペ。巨人戦の結果チェック←大勢決まるまで昨夜ビデオ追っかけ→九時過ぎ就寝。それにしても広島、負けんナア。
次は富田一樹オルガンライブ予習→姫路、宝塚。チラシには数曲しか掲載されてない予習出来ない、全曲を電話で尋ねることも考えたが、面倒なのでヤンピ。

ここで内田光子スタインバーグVnソナタに切り替え。KV304名曲!とりわけ第2楽章、バッハの混みいった音楽の後でのモーツァルトのシンプル形式美が沁みる。シンプルでいて人の心の様々な表情を秘めている、ほんにお前は十一面観音さま。

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次はバッハに戻ってグールド。グールドのお陰でバッハを知り、そのご縁でモーツァルトを味わえるようになったのかも。
次はバッハ続きで千住真理子無伴奏←「平和への祈り」なるアルバム名に腰が些か引ける。イザイは「心の叫び」だったなあ。売らんがための政策なのだろうが。
そんな先入観もあってか音が重い←気合い入り過ぎかも。同じ曲をクレーメルで聞いたら減り張りあり、歌になっている。

ということで明日も多分、バッハ→モーツァルト→バッハのパターン。この歳になってモーツァルトの味がわかるようになった幸せ。

3:33 第28番『神を讃えよ!今や、一年は終わり』BWV28カンタータBCJ巻39
3:46 富田一樹姫路、京都オルガン
4:19 内田光子モーツァルトVnソナタ ホ短調KV304
4:35 グールド パルティータ2番ハ短調
451 千住真理子無伴奏ソナタ1番
5:09 クレーメル無伴奏ソナタ1番
5:24 内田光子ショパンソナタ2番×ブログ書き

千住真理子、入魂のイザイ

f:id:doyoubi92724169:20170826051928j:image3:10 カンタータBCJ巻39 BWV175『彼は己の羊の名を呼びて』
3:26 千住真理子イザイ2番〜6番
4:17 内田光子モーツァルトバイオリンソナタKV303ハ長調、KV304ホ短調→第2楽章は人生に添い寝のBGM
4:49 ラフマ3河村尚子山田和樹バーミンガム×ブログ書き

イザイ阪大ワンコイン予習→今朝は千住真理子で聴く。というのも千住のアルバムのこんな紹介文を発見したから。

私には、挫折と絶望に苦しんだ時期がある。
20代の時期だ。
地にへたりこみ、一歩も歩けないでいる私を救いだしてくれたのが、イザイなのだ。
夜中、練習室でいちおんずつイザイの楽譜を音にする。じわりじわりとイザイの心が染みてくる。
空間から沸いてくるイザイの叫びが聴こえてきたとき、私は胸が熱く震えた。
生きているんだという感動、人生の怒りや悲しみも、神への賛美も絶望も、
イザイは赤裸々に私に語りかけてくれた。
これだ。
わたしは確信した。
イザイは人間の悲哀を音にしているのだ。
イザイは人間の素晴らしさも醜さも見つめているのだ。
イザイと共に生きていこう。
ヴァイオリニストとして生まれてきたからには、イザイと共に死んでいこう。
イザイの想いを我が心の叫びとして。
千住真理子
http://www.universal-music.co.jp/senju-mariko/products/uccy-1048/
言葉に踊らされやすい俺はこういう文章を読むと、ああ、これは入魂の演奏だと思ってしまう。聴いてみたら事実、一音一音が生きていて、歌として迫ってくる。
千住真理子はFM番組DJクラシックのホステスを月一回担当→恋するバイオリン。この番組で、若き頃の挫折の話しは何回か聞いたことがある。イザイの話しもあったかなあとネット検索したら

毎週金曜日の午後9時からのNHKFMの番組、{DJクラシック}は玉石混交の感がある。2月のある金曜日、ヴァイオリンニスト千住真理子さんの「恋するヴァイオリン」は紛れもない玉であった。イザイという19世紀から20世紀にかけて活躍したヴァイオリニストであり作曲家を取り上げ、彼の作品のみならず彼に影響を受けた作曲家の作品も含めて紹介してくれた。このタイトルの如く彼女がヴァイオリンに恋していることがひしひしと伝わってきた。イザイは勿論知っていたが、ほとんど聞いたことが無く寧ろ聞かず嫌いだった。しかし、彼女が取り上げた彼女自身の演奏によるイザイの無伴奏ヴァイオリンソナタを聴いて、彼女の情熱が伝わってきて一度で好きになってしまった。
https://blogs.yahoo.co.jp/mamatsuo3304/54834787.html

とあった。俺もその番組、聴いてる筈なのに、運転BGMだったからとしておく。
それはともかく、阪大ワンコイン、千住真理子FMのご縁でイザイを聴けるようになった、有り難い事なり。

ありがとう、姫路パルナソスホール

f:id:doyoubi92724169:20170825054709j:image今朝はカネの話。
先日、富田一樹宝塚のチケットをローチケで入手したのだが、チケット千円+システム使用料216+チケット発券料108=1324円。この余計な324円が癪の種←当日券を窓口で買えば1200円と後悔。

そこで富田一樹姫路は前売も当日も同じ千円、当日券にするかと思えども貧乏性の俺はもしも満席だったらどうしようと気になりホールに電話。

ローチケでも買えますよ
いや、手数料が
あ、そうですね
だから当日券と思えども心配で
だったら開催日1週間前にまた連絡下さい、1週間前からなら取り置きが出来ます
それは嬉しい、ありがとう

思えはN響も1週間前から取り置きしてくれたなあ。ありがとう、姫路パルナソスホール。