カガン×リヒテル「神話」シマノフスキ
シマノフスキ阪大ワンコイン予習していてカガン×リヒテル「神話」発見→濃厚熱気、鬼気迫る演奏。カガンはあまり聴いたことなし、ショスタコのソナタも発見したが疲れるので後日
とする。
カガンは1946年ユジノサハリンスク(つまり所謂「樺太」です)生まれ。7歳からリガの音楽院で学びます。13歳の時にボリス・クズネツォフに見出だされ、彼の下で研鑽をつみます。クズネツォフは彼をモスクワ音楽院へ迎え入れ、唯一の例外としてまだ若いカガンを自分の家で引き取って指導したそうです。クズネツォフが亡くなった1966年からはオイストラフのもとで研鑽を積むこととなります。
オイストラフはカガンを「深みといい、様式感といい、申し分がない。自己中心的なところが皆無の芸術性の持ち主」と評し、彼を「モーツァルト」と呼びました。そして、オイストラフ自身の名盤があるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を自ら指揮してカガンにヴァイオリンを弾かせ、全曲録音しています。
http://ameblo.jp/kei-k27/entry-11955587448.html
高野山避暑ついでに見仏
高野山に行ったら多少は涼しいかと思い、行って来た。俗界は34度、高野山は標高800m、28度→心地よし。
高野山は確か二度目だが、根本大塔の本尊が大日如来と今回初認識。その他の仏を備忘コピペしておく。
中央に御本尊の大日如来がおられて、見えにくいですが大日如来の四方には四体の如来がいらっしゃいます。
ここまでは仏像として安置されていますが、周りには16本の柱があって、そこには金剛界の十六菩薩が描かれています。
このようにして立体曼陀羅を作っているんです。
実はここでは、真ん中の本尊が胎蔵界の大日如来、四方の仏は金剛界の四仏なんです。
金剛界の四仏は、
北方:不空成就ふくうじょうじゅ如来
東方:阿閦あしゅく如来
南方:宝生ほうしょう如来
西方:阿弥陀あみだ如来
です。
http://www.jisyameguri.com/chiiki/wakayama/kouyasan-danjougaran/
近くで見られるのでなかなか感動的。往復8時間の値打ちあり。下の写真がネットから頂戴した大日如来。
日記の決定版→Moves×Momento
10年日記なるアプリを使ってスマホ日記をずっと書き続けているが、これは朝の記録だけ。聴いた音楽と基本的に毎朝書いているブログ天井桟敷日記の原稿。
1日を通しての日記という位置づけでエバーノートを使ったりしたが、あんまり長続きしなかった。
そんな時に偶々思い出したのがMoves←移動ログを自動的に取ってくれるアプリ。スマホを使い始めた頃に面白かったものだが、GPSオン→バッテリー消耗するので使用禁止にしていた。
どっちみち毎日充電するのだからGPSオンにしようと決断、Movesとセットで日記になるのはなんだっけ?と思い出したのはMomento。
このセットでこんな感じで面白く使える。
Movesで記録したログをあとから振り返りやすく整形してまとめてくれるアプリとして、私はMomentoを使っています。
Movesだけでは過去の行動記録を検索することができませんが、Momentoはアプリ内で検索したり、カレンダーの日付から振り返ることができます!
Moves以外にもTwitterやInstagramなどのインターネット上のサービスのアカウントと紐付けしておくと、自動で投稿を集めてくれるので、ツイートと自分の行動ログとを併せて確認することができて、いろいろ便利で楽しいです。
http://road-trip.info/item/app/moves_momento/
かくして一昨日から日記決定版開始。昨日の表紙はこんな感じ。
月間まとめもしてくれる。
さて日記決定版、長続きするか。継続は力なれども飽きるのは我が本性なり。
オリヴィエ・ラトリー
昨日のいずみホール バッハ オルガン曲全曲演奏会
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1485
のオルガニスト、オリヴィエ・ラトリー、予習不足→ディスクを沢山出しているのにノーマークだった。演奏が生き生き、明快だ。
そこで今朝は彼のディスクを聴いた。オルガン小曲集などが入ったディスク、そして
オリヴィエ・ラトリー/ヴォヤージュ~フィルハーモニー・ド・パリのオルガンで聴く名曲集
http://tower.jp/article/feature_item/2016/12/05/1104
このディスクは「剣の舞」「トリスタン前奏曲」などが収録されていて謂わば色物、だが昨日の演奏会で弾いたアンコール曲
J.Sバッハ(マルセル・デュプレ編):カンタータ『神よ、ひたすら感謝します』BWV.29よりシンフォニア
が入っていてライブの記憶を蘇らせてくれた。
日本公演も結構こなしているようでファンの熱気で満席だったのかと今朝になって了解した次第。
アザラシヴィリ「無言歌」
日曜午後のFMきらクラ
http://www4.nhk.or.jp/kira/
を毎週録音しているが、聴くのはカーステレオだからかなりタイムラグがある。6/4放送分を今頃聴いたのだが、いささか衝撃的だったのはアザラシヴィリ「無言歌」。
介護していた父親を10日前に亡くしたというリスナーからのこの曲の再放送リクエスト。介護の合間にきらクラでこの曲を聴いてさめざめと泣いたそうだ。父親を亡くした今、もう一度聴いて泣くことで徐々に立ち直りたいとのこと。いつもは饒舌なふかわりょうがこのメッセージを淡々と読み上げて曲がかかる→なるほど名曲だ、リクエストしたリスナーの気持ちが伝わってくる。
帰宅してアップルミュージック、Spotifyを探したけれど見つからず、YouTubeにはあったが音質わるし。そこで放送録音からリスナーメッセージと曲を切り出した。たまたまご縁のある人にDVDを送る必要があったので、ダークダックス放送録音とカップリングCDにして送った。アザラシヴィリという作曲家は
ヴァージャ・アザラシヴィリは一九三六年に生まれたグルジアの作曲家で、チェロを響きの主軸に据えた楽曲が多い。作品はチェロ協奏曲やチェロ、ヴァイオリン、ピアノの編成による「夜想曲」などがあるが、中でもこの「無言歌」は指揮者の山田和樹が演奏会のアンコールで取り上げるようになってから知名度を大きく上げた。基本的には十本のチェロとピアノの編成で演奏されるが、メロディの展開とその構造が極めて単純であるため、編曲の試みもその知名度に対して決して少なくないと言える。とはいえ、グルジアという国のクラシック音楽のイメージのしづらさ(鈴木淳史「駅売り名盤を探せ!」、『クラシック・スナイパー3』所収、青弓社、二〇〇八年にはグルジアのオーケストラについてのほとんど唯一と言っていい記述があるものの)や作曲者のアザラシヴィリの音楽史上の位置づけの難しさもあり、国内でのファンの数は未だそう多くない。
http://lesamantsdutokyo.hatenablog.com/entry/2016/09/30/013920
とのこと。きらクラのお陰でいい音楽と巡り会えた。この世は須くご縁である。