天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

オリヴィエ・ラトリー

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昨日のいずみホール バッハ オルガン曲全曲演奏会
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1485
オルガニストオリヴィエ・ラトリー、予習不足→ディスクを沢山出しているのにノーマークだった。演奏が生き生き、明快だ。

そこで今朝は彼のディスクを聴いた。オルガン小曲集などが入ったディスク、そして
オリヴィエ・ラトリー/ヴォヤージュ~フィルハーモニー・ド・パリのオルガンで聴く名曲集
http://tower.jp/article/feature_item/2016/12/05/1104
このディスクは「剣の舞」「トリスタン前奏曲」などが収録されていて謂わば色物、だが昨日の演奏会で弾いたアンコール曲

J.Sバッハ(マルセル・デュプレ編):カンタータ『神よ、ひたすら感謝します』BWV.29よりシンフォニア
が入っていてライブの記憶を蘇らせてくれた。
日本公演も結構こなしているようでファンの熱気で満席だったのかと今朝になって了解した次第。

内田光子を聴き倒す

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阪大ワンコイン次回に向けてシマノフスキ予習→「神話」その他。
少し耳に馴染みが出来つつあるが、好きになれないなあシマノフスキ、なんでこんなに捏ねくりまわすんやあ、濁った音楽め、と辛抱しつつ予習。

そこで気分転換→清らかな音楽をとモーツァルトPソナタ1番ヘブラー、しかし期待値が高過ぎたのかイマイチ、イモい。内田光子を思いついてアルバム探索→あるある沢山、モーツァルトもベートーベンも。モーツァルトを聴いたらヘブラーよりもテンポ快速気持ち良し。

そこで願かけ→Spotify内田光子を聴き倒すことにした。まずはモーツァルトを全部聴こう、それからベートーベン、いずれシューマンまで手を回すかも。

アザラシヴィリ「無言歌」

日曜午後のFMきらクラ
http://www4.nhk.or.jp/kira/
を毎週録音しているが、聴くのはカーステレオだからかなりタイムラグがある。6/4放送分を今頃聴いたのだが、いささか衝撃的だったのはアザラシヴィリ「無言歌」。

介護していた父親を10日前に亡くしたというリスナーからのこの曲の再放送リクエスト。介護の合間にきらクラでこの曲を聴いてさめざめと泣いたそうだ。父親を亡くした今、もう一度聴いて泣くことで徐々に立ち直りたいとのこと。いつもは饒舌なふかわりょうがこのメッセージを淡々と読み上げて曲がかかる→なるほど名曲だ、リクエストしたリスナーの気持ちが伝わってくる。

帰宅してアップルミュージック、Spotifyを探したけれど見つからず、YouTubeにはあったが音質わるし。そこで放送録音からリスナーメッセージと曲を切り出した。たまたまご縁のある人にDVDを送る必要があったので、ダークダックス放送録音とカップリングCDにして送った。アザラシヴィリという作曲家は

ヴァージャ・アザラシヴィリは一九三六年に生まれたグルジアの作曲家で、チェロを響きの主軸に据えた楽曲が多い。作品はチェロ協奏曲やチェロ、ヴァイオリン、ピアノの編成による「夜想曲」などがあるが、中でもこの「無言歌」は指揮者の山田和樹が演奏会のアンコールで取り上げるようになってから知名度を大きく上げた。基本的には十本のチェロとピアノの編成で演奏されるが、メロディの展開とその構造が極めて単純であるため、編曲の試みもその知名度に対して決して少なくないと言える。とはいえ、グルジアという国のクラシック音楽のイメージのしづらさ(鈴木淳史「駅売り名盤を探せ!」、『クラシック・スナイパー3』所収、青弓社、二〇〇八年にはグルジアのオーケストラについてのほとんど唯一と言っていい記述があるものの)や作曲者のアザラシヴィリの音楽史上の位置づけの難しさもあり、国内でのファンの数は未だそう多くない。
http://lesamantsdutokyo.hatenablog.com/entry/2016/09/30/013920

とのこと。きらクラのお陰でいい音楽と巡り会えた。この世は須くご縁である。f:id:doyoubi92724169:20170728053912j:image

うすくち龍野醤油資料館

昨日の赤穂温泉からの帰路は一般道←龍野←行ったことがなかったので。
龍野と言えば「男はつらいよ太地喜和子龍野の風景と太地の色気。

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太地に会える訳でもないので、うすくち龍野醤油資料館、入場料10円。うすくちは甘酒を入れて作るそうな。
http://www.higashimaru.co.jp/enjoy/museum/index.html
道の駅でそうめんを食してそのまま一般道、豊中まで、渋滞の中を我が元気を確認したり。

デジカメを持って行ったけど結局使わず。スマホで何枚か撮ってAmazonフォトにアルバムを作成した。
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/share/wZHHI1q6g1sCmSzTDCy3l6d40kDT659iQ7RNrlWK6XP

大原美術館再訪

最初に来たのは中学生の頃、学校の旅行で連れて来て貰ったように思う。印象に残った絵はこれ、セガンティーニ「アルプスの真昼」、光が強烈だった。

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思えば、絵の鑑賞が好きになったのは大原美術館のお陰かなあ。描くのは嫌い面倒臭い、観るのは好き、何の努力も不要だから。

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エル・グレコ「受胎告知」、この絵も中学生当時に観てる筈だけど全く記憶がない。今回はキリスト教は壮大な虚構と改めて思った。
今回、この絵の解説で知ったのだがエル・グレコは当時あまり評価されず、再評価されるようになったのはピカソなど20世紀前衛画家によるとのことだ。その頃、大原孫三郎の資金により美術品蒐集にあたった画家、児島虎次郎のピカソ同様の炯眼によりグレコが今、倉敷にあるという訳だ。

 

社会人になってからも大原に来た記憶がうっすらあるから、美術館訪問は今回で3度目か4度目、ようやくそれなりにきちんと鑑賞出来るようになったと思う。児島虎次郎「朝顔」に水をやる少女の笑みが新鮮だった。

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実際の絵はこの不鮮明な写真とは大違い→花と光の中の少女全身をくっきり愉しめる。

大原を観て高速道路で赤穂温泉に戻り銀波荘に投宿→温泉に浸かりながら海、小豆島家島を眺めた。料理も海を見ながら、残念なのは天候不良、ほんとは夕陽を楽しめたのに。

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耳障りやねんグールドのモーツァルト

アップルミュージックからSpotifyに乗り換えたのを機に、グールド聴き直し開始。第一弾はモーツァルトPソナタ全集→やや辛抱しつつ居眠りしつつ聴いていたが遂に放擲。

やっぱり耳障りやねん、グールドのモーツァルト
そこでPソナタ18番、試しにヘブラーで聴いてみたら具合がいい、陰影と柔らかさがあるなあ。グールドは全て棘ばかり。

かくして、ヘブラーの全集10枚組をぼちぼち聴くことにした。モーツァルトって単なる形式美やんかとバカにしてた姿勢を転換。形式美の中に人生の味を聴けるようになったのだとしておく。

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ショーシャンクと常磐ハワイ


f:id:doyoubi92724169:20170723055938j:image元会社の同期会旅行に行ってきた。集合は0950東京駅そばのバスターミナル、朝イチの新幹線で間に合うのだが、何事も経験と夜行バス初体験7900円神姫バス3列シート。

東京駅バスターミナル着0600、待合室で時間待ちしてもよかったのだが、狭いし若い女性たちが化粧に余念がない。そこで思いついたのがファミレスドリンクバー→有楽町ジョナサンをなんとか見つけて、Amazonビデオからダウンロードしておいた映画「ショーシャンクの空に」鑑賞。モーガン・フリーマンが出ている映画にハズレ無し。「希望」がキーの名画だった。

同期会旅行はバスで常磐ハワイ、夜朝バイキング+往復バス送迎→一万円は安いなあ。家族連れで盛況。アクアマリンふくしまでトド鑑賞して東京駅→帰りは新幹線。たまには世間に混ざらんとなあ。

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