天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

人生は悲劇且つ喜劇

今朝はFM録音消化→クラシックカフェでブル7。


交響曲 第7番 ホ長調ブルックナー作曲
(1時間06分15秒)
管弦楽NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
(指揮)アラン・ギルバート


少し早めのテンポて爽やかに軽い演奏。重々しいブルックナーを軽く演奏してるのがいい。そこで検索したらええこと言うとる、ギルバート。


ブルックナー交響曲第7番について、ギルバートは次のように語っています:
ブルックナーに限らず、作曲家は皆そうですが、現実にあるものを曲にしているわけではありません。そこには自由と拡がりがあります。この曲で言いますと、最初のチェロとホルンによる第1テーマが悲しいというより幸せ・・・生きていることそのものへの喜び、人間として生まれてきたことに感謝を感じているかのようです。第2楽章はご存知の通り、ここを作曲しているときに尊敬しているワーグナーが亡くなり、その葬送の音楽として書き進めました。とはいえ、結局は生きる喜びを綴っているように私は感じます。
https://www.hmv.co.jp/news/article/1908091034/
これを読んでチャップリンの言葉を思い出した。


そういえば北海道を車を走らせつつ聞いたラジオ録音、多分、松尾堂で知ったチャップリンの名言「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」を思い出した。悲劇のただ中、当人はたしかに辛い。でも辛い仕事を面白く、ちょっぴり距離を置けば喜劇なんだよと思う心構えをしておこう。歳を重ねればいろんな事があるのだから。

チャップリン「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」。遠くから見れば、人生は全て喜び、そして音楽は生きる歓び。老いと死へ向かって、何があってもどんなにめげても自分を遠くから見ることを忘れないでおこう。

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