世間虚仮唯仏是真
昨日の朝、「今回は遠慮する。100万はとても払えない」と通告してポイントバケーションの新人営業を落胆させた後に向かった先は御在所岳。
登ったのは二回目。秋の爽快な空の時は富士が見えることもあるそうだが昨日は勿論そんなことはなかった。
津在住時によく走り回った名阪国道で帰途に着いたが、まだ時間があるので法隆寺に寄った。
五重塔、金堂、夢殿などを回ったが発見は解説板で知った百済観音は昔から有名な仏ではなかったという事実。
この像の伝来は謎に包まれています。法隆寺の最も重要な古記録である７４７（天平１９）年の「法隆寺資財帳」などにも記載がなく、いつ法隆寺に入ったのかわかっていません 。１６９８（元禄１１）年の「諸堂仏躰数量記」の金堂の条に「虚空蔵立像、七尺五分」と、初めてこの像についてと思われる記事があらわれ
http://www.tabian.com/tiikibetu/kinki/nara/horyuji/horyuji4.html
一昨年関西に戻って来て法隆寺拝観は２度目なのだが、気づかなかったなあ。
ところで今朝のニュースはトランプの米朝会談中止発表。
朝鮮労働党委員長宛ての書簡を公表した。北朝鮮側が示した最近の「怒りとあからさまな敵意」を理由に、首脳会談を「この時期に開催するのは適切ではない」としている。米朝対話の行方は一気に不透明になり、朝鮮半島の非核化の進展は困難になった。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/mainichi.jp/articles/20180525/k00/00m/030/161000c.amp?usqp=mq331AQECAEoAQ==
そこで思い出すのは聖徳太子「世間虚仮唯仏是真」。
ここでいう「虚仮」とは、文字どおり「空しくて、仮のもの」という意味である。世間では金や名誉・権力などを狩り立てられるかのように追い求めているが、それらは本当に心に平安をもたらすものであろうか。究極的な心のよりどころを与えてくれるのは、世間を越えた仏のみである。「世間虚仮、唯仏是真」は、争いや陰謀の渦巻く政治の世界に長く身を置いてきた太子が、最終的にたどり着いた心境に違いない。
http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq0000000ryh.html
トランプの愛読書は聖書だそうだが、それは票取り口実。品性下劣俗物は世間虚仮など夢にも思わぬだろうが、はてさて俺の唯仏是真は何だろう。
