映画「ヴァン・ゴッホ」
gyaoでめっけ物、素人には些か退屈だが。
一度観たら、
ゴッホってこんな人、というイメージが
脳内にでき上がることだろう。
それは変に邪魔することはなく、
伝記として勉強にもなり、
その後の絵画鑑賞を助けてもくれる。
よく、自殺を図った日を死んだ日と混同している人が
いるが、この作品を観た人はもうそんな間違いはしない。
https://filmarks.com/movies/55208
だが、カメラはいつまでたってもゴッホの内面に踏み込むことはない。むしろ、当時すでに精神を病んでいたとされるゴッホの心を解明するのは不可能と判断したのか、彼の行為を見つめるばかり。後半に娼館で催されるダンスパーティに延々と時間が割かれる(しかもテオ夫婦と大喧嘩した直後)が、この統一のとれた社交ダンスはいったいどういう意味があったのか。また、宿の女将が足をけがしたと大騒ぎするシーンなどゴッホの死と全く関係はない。もう少し上映時間を短くできたのではないだろうか。。。