天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

「心と口と行いと生活で」聴き比べ

リヒター有名カンタータ集からBWV147「心と口と行いと生活で」。このカンタータはその中のコラール「主よ、人の望みの喜びよ」で有名だが、カンタータ全曲を聴く機会はあまりない。カンタータ全曲BCJ踏破の際に聴いてるのだが、全曲の印象は薄い。そこで今回はばっちりきいた。

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マリアが、天使から受胎告知を受けたころ、彼女の親族であるエリザベトも懐妊しました。エリザベトは、長年子どもができず年老いていたので、マリアはエリザベトの懐妊を聞き、神の偉大な力に驚き賛美し、さっそく山里にあるエリザベトの家を訪ねました。
http://okimideiko.blog.fc2.com/blog-entry-218.html

そもそもカンタータの表題は
「心と口と行いと生き方で、イエス・キリストを証ししなさい。おそれと偽善を捨て「イエス・キリストこそ神であり、救い主です。」と告白しなさい。」
なる意味だった←ウィキより。そんなことも認識しないでBCJ を聴いたのかと反省→コープマン、BCJ と聴き比べ。

やっぱりリヒターがロマンチックでいいな、コープマンもBCJ も立派な演奏だがこじんまり。バッハはアクの強い演奏が一番、グールドも同様だ。
今回初めて日本語訳詞に接した←BCJ 全曲踏破の際には英独対訳しか見つけられなかった。上のリンクから有名なコラール の歌詞をコピペ。
エスは常に私の喜び。私の心の慰めそして生気、イエスはすべての悲しみから守ってくださる。彼は私の生きる力、私の目の楽しみそして太陽、私の魂の宝そして喜び、だから私はイエスを放さない。私の心と目の及ぶ限りから。
またまたアホ臭いイエス讃歌だが、もう気にしないことにしよう。イエス仏陀阿弥陀仏大日如来に置き換えて聴けばいいのだ。いや、イエスは生そのもの、生きる歓びと哀しみ、生の哀歓そのものなのだ。生よ、人の望みの喜びよ。