何を弾いてもホロヴィッツ
ホロヴィッツ ラストレコーディング。
20世紀最大のヴィルトゥオーゾとうたわれた天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツの『白鳥の歌』となったアルバム。彼は1989年11月5日に亡くなりましたが、その直前の10月20日から11月4日(まさに死の前日!)、ニューヨークの自宅で演奏された録音を収めた、まさしく『最後のレコーディング』です。死の予感に包まれているかのように演奏される最後の『イゾルデの愛の死』は、聴くものを尽きない涙に誘うでしょう。(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
弾いているのはハイドン、ショパン、リスト/バッハ、そして最後の曲がイゾルデ愛の死リスト編曲。何を弾いてもホロヴィッツ 、作曲家よりも演奏者が前面に出て来るので飽きてしまう←俺の性分もあるが。
ホロヴィッツ 享年86歳。日本はバブル真っ只中であった。
結果的に最後のレコーディングとなった小品集のレコーディング(「ザ・ラストレコーディング」として発売)を終えた4日後の1989年11月5日、自宅で食事中に急逝、ミラノにある義父トスカニーニの霊廟に共に埋葬された。