天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

WOWOWメト「ウェルテル」カウフマン

<出 演>
ウェルテル....................ヨナス・カウフマン
シャルロット..................ソフィー・コッシュ
アルベール.....................デイヴィッド・ビズィッチ
ソフィー....................リゼット・オロペーサ
Bailiff....................Jonathan Summers
Schmidt....................Tony Stevenson
Johann.....................Philip Cokorinos
Kathchen...................Maya Lahyani
Brühlmann,..................Christopher Job
Hans.......................Richard Hausman
Gretel.....................Helena Abbott
Karl.......................Seth Ewing-Crystal
Clara......................Kiki Porter
Fritz......................Daniel Katzman
Max........................Thomas White
エリーナ・ガランチャが第2子妊娠・出産のため降板し、ソフィー・コッシュが代役を務めます。
<指 揮>
アラン・アルタノグル
<演 出>
リチャード・エア

MET上演日:2014年3月15日

初めて観るオペラなので「あらすじ」検索。でも、あんまり読む気はせず、この部分をコピペ。

シャルロットは、メゾ・ソプラノが歌います。他の作曲家だったら、彼女のような役はソプラノにするのが普通かもしれません。しかし、マスネのソプラノは、、マノンのように一見、軽そうな役が多いのです。そのソプラノをこのオペラで歌うのはシャルロットの妹、ソフィーです。優等生的なシャルロットとは対照的に、楽しいことが大好きで明るい役柄ですが、彼女はまだ15歳で無邪気です。音楽は、フランス・オペラでありながらも、ワーグナーを思わせる部分がかなり多いです。

シャルロットは1幕では未婚なのですが、弟や妹の面倒を母親代わりに見ているというところが、いかにもいい奥さんになれそうなタイプを思わせています。4幕で、彼女は「はじめて見たときから、愛していました」とウェルテルにいいますが、1幕の彼女は、あくまでも亡くなった母親の遺言を守ろうとします。元々悪人ではなく、むしろウェルテルに好意を抱いていたアルベールも最後には腹を立ててウェルテルに自殺の手助けをします。ウェルテルが死んだ後の、アルベールとシャルロットの関係はどうなってしまったのでしょうか?そして、ウェルテルに惹かれていたソフィーは彼の死を知ってどのように思ったのでしょうか?彼女のような性格の方が、意外と傷つきやすそうにも思えます。アルベール・シャルロットの夫婦関係をやりなおせるのなら良いのですが、悪くなってしまうとしたら、シャルロットの最初の優等生的態度が全てを不幸に追い込んでしまったということになるでしょう。

概略理解したつもりで鑑賞スタート。


メトロポリタン・オペラ|WOWOWオンライン