第5作「生はいとしき蜃気楼」予告編
哲学小噺癖が治まらない。第4作「我が心の良くて」を発表したばかりなのにもう次回作「生はいとしき蜃気楼」構想に着手している。
このタイトルは偶々FBで出会った茨木のり子「さくら」の一節から頂戴した。
FBでたまたま知った茨木のり子「さくら」の一節。
— 土曜日 (@doyoubi) 2020年7月18日
さくらふぶきの下を ふらふらと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
次の小咄のタイトルに使わせて貰おう。プロット構想中。
https://t.co/7aD9pA04CT
死ぬのは大嫌いなのだが「生はいとしき蜃気楼」と言われると、しゃあないなあ死ぬのもと一瞬思た。詩とは文学とはそして人生とはまことに想像力の賜物である。
そこでKindle Unlimited→別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』
この本、以前にも読んだのだが小噺作家を始めた今読み返すと得るところが多い。読むと書くとは大違い、書く立場になって気づくこと多々、まことに人生は経験と想像力の賜物なんやなあ。
そこで、茨木のり子「自分の感受性くらい」全文をコピペさせて貰う。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを 近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ ばかものよ
最後の一節しか覚えてなかった悔しい。ここに全文を記録してたまには拳々服膺しよう。郵便ポストが赤いのも俺のせい、自分の感受性くらい自分で守ればかものよ。
ところで
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— 土曜日 (@doyoubi) 2020年7月19日
遠藤周作より。
「仕事や名声や社会的地位はその人にとって人生ではなく、生活の領域に属す る。
しかし、我々は、生活だけで生きているものではない。
我々には、社会的生活とは違った個人的な人生もある。 https://t.co/avqc1tPhX1
遠藤周作「生活と人生は違う」をこの本をから頂いた。次回作のテーマにパクらさせて貰おう。ありがとう、若松英輔さん。
佐川美術館 山下清東海道五十三次、楽しめた。まことに人生は鑑賞と経験と想像力の賜物なり。
テレビ日曜美術館でその存在を知って土曜日は滋賀守山まで遠出所存。山下清、広重も楽しめる。
— 土曜日 (@doyoubi) 2020年7月13日
2020年07月18日(土)
上妻宏光ミュージアムコンサートを下記日程で開催します。
水庭に浮かぶ、日本の「和」を基調とした佐川美術館の空間で美しく響く、
津軽三味線 https://t.co/t4SFYgXwyF