天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ロンリー・チャップリン その2

芳雄のメール

処女作第二作、読んだで。おまえらしい小噺やった。情景描写も人物描写もないから小説とは言えんけど、まあそれなりに考えたストーリーにはなっとる。今度は何を書くんや、期待せんと待ったるわ。
ところで思たんやけど、人生には三つの事がある。


俺は芸事には全く縁がないし、仕事も早期退職に応じてケツ割りしたし辛うじて色事だけかなあ、もう二十年前になるけどあれは修羅場やった。ほんの遊びのつもりやったのにものの弾みはオソロシイもんや。

あいつも俺も自己中自己愛やったもんなぁ。それでいて話しはオモロかった、一緒に暮らしたらさらにどんだけオモロイやろと欲を出したのが修羅場の素やったな。
足るを知る、おまえはそれがでけるよ。欲求不満酸欠になりそうやったら小噺で発散しなはれ。俺には芸事がないから精々相場や。CFDで含み損抱えて死ぬまでにはなんとかしたいわ。

全ては仕事全ては遊び。たしかにそうやな。俺も仕事を遊びのように軽快に真面目に楽しんだらよかったな、ケツ割りせんでもよかったかも。
ところで、節子とヨリを戻したくなってもてん。もう二十年前の出来事になってもたけど、節子を未だに忘れられへんねん。オンライン限定デートのみやったらあんな修羅場再現はないヤロ。どない思う?
残り少なくなってくる時間を悔いなく楽しみたいんや。

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