精緻自然体ベネヴィッツQ
昨夜、フェニックスホール 。
ヤクブ・フィッシャー、シュチェパン・イェジェック(以上ヴァイオリン)
イジー・ピンカス(ヴィオラ)、シュチェパン・ドレジャール(チェロ)
スメタナ:弦楽四重奏曲 第2番 ニ短調
シューマン:弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 作品41-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132
前半のスメタナ、シューマン は予習甲斐あり否それ以上にライブはやはり眼でも愉しめた。
ベネヴィッツSQ。構築美を際立たせる驚異的なアンサンブルにはひたすら脱帽。速弾きでも微塵も崩れる気配すらなく、着地から次のフレーズまで神経が行き届く様は圧巻。これをおれは聴きたかったんだ!全員お化け級の奏者だったが、2nd Vn.Š.イェジェクが白眉。出るとこ引くとこ合わせるとこ全て完璧。
— さとりょー (@stry05_trp01) 2020年2月20日
この感想に同感。2nd Vn.Š.イェジェクがこの巧緻精妙アンサンブル の司令塔と見受けた←気配りアイコンタクト。
そして後半ベートーベンop 130イ短調。
第3楽章「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された、最も長い楽章。
が白眉。生きててよかったあ、神かなんか知らんけどとにかく感謝と頭を垂れる。
終楽章も気張らずさらっと自然体。
アンコールを3曲も。
ベネヴィッツQをSpotifyで探したら、このシュルホフの曲あり。
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):5つの小品~弦楽四重奏のための(1923)
ベネヴィッツQ、ベートーベンアルバムSpotify期待。生きちょるだけでも丸儲け、長生きすればするほど神に聖なる感謝。