天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

バッハと法華経

昨日の日記→FBグループ投稿は大盛り上がり←レオンハルト「不道徳」発言のインパクトは大きかったんだなあ。


---最近では再びモダン・ピアノによるバッハ演奏の試みが増加しているように思われますが。
L 私はきわめて否定的です。絶対にやるべきではない。バッハの意図をすべて無視する行為といってよいでしょう。歴史的チェンバロがなかった100年前なら許されるでしょうが、私は我慢できません。まったく不道徳です。

そこで今朝はパルティータ1番2番グールド。次いで1番コープマン聴き比べていたら不道徳発言故に毛嫌いしていたレオンハルトを聴かねばならぬと反省→レオンハルトで1番2番。コープマンに比してチェンバロの音が柔らかく軽やかしかし真摯過ぎる演奏で軽佻浮薄には受け止め辛い。つまりはグールド→コープマン→レオンハルトの順で遠いと感じた。

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パルティータ全曲 レオンハルト(1986)(2CD)
堅固な骨格で厳粛な面もちをしていた若き日を過ぎ、音楽的にもふくよかになり人間的な優しさをも感じさせるようになったレオンハルト円熟期のバッハです。独特の奏法により多彩なニュアンスが曲に与えられています。

そこで思ったのは昨日録画再生した今月の100分名著「法華経」。



悟りは遠く離れた高みにあるのではなく足下にあるんだって。だから毎日バッハ死ぬまでバッハ、今は遠く離れているように思えるレオンハルトもいつか近しくなる。常不軽菩薩、南無妙法蓮華経