天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

善の研究 知と愛

我がお気に入り番組「100分で名著」今月は西田幾多郎善の研究」←昔、愛読したけど「純粋経験 色を見音を聞く刹那」ぐらいしか覚えてない。番組な第一回は生きることの「問い」。
原著が、純粋経験→実在→善→宗教の順で記述されているのを逆から繙くのが理解しやすいと指南役の若松英輔。そこで宗教なのだが宗教と言われてもチンプンカンプンだろうから知と愛を持ち出したのだな若松英輔上手。


ん?この二項対立、最近何かで触れて日記に書いたぞと日記検索したら思い出した。


ベートーベンのPソナタは「論理と感情のせめぎ合い」というのが言い得て妙。バッハは神=ロゴスに捧げる音楽、モーツァルトはミューズの戯れ=形式美などと連想してもたが、そもそも夏目漱石草枕

そうそう、音楽は論理と感情のせめぎ合いやった。そうか、音楽→人生は知と愛のせめぎ合いやったかと納得すれば得意の人生方程式はこうなる。


これで今朝は出来上がった気分上々。ブル4カラヤンBGM中だが、流石カラヤン、論理と感情のバランスが旨い。人生は論理=知と感情=愛のシーソーゲームなのだ。

f:id:doyoubi92724169:20191009060433j:image