天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

左手のシャコンヌ 舘野泉

ハイビジョン特集 左手のピアニスト~舘野泉 再びつかんだ音楽~(初回放送:2005年)フィンランドを拠点に、世界の舞台で活躍していた日本人ピアニスト・舘野泉。70歳を前に脳出血を起こし、右半身に後遺症が残った。リハビリの結果、日常生活は不自由なく送れるようになったが、ピアニストとしての右手は戻らなかった。彼が「左手のピアニスト」として復活するまでの執念の日々に密着。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3599/2325975/index.html
を見た。だいぶ以前にも何度か見ているのだが感じ入ったものの内容殆ど忘失。そこへ昨日の再放送、今回は感じ入ったものをメモしておこう。


脳出血→懸命のリハビリ、なんとかピアニスト再起を果たそうと努力していた舘野泉、しかし思うようにはいかない。そこへ息子バイオリニストが左手だけの作品を持って来てくれる→ブリッジという作曲家の作品。
これを弾いて左手のピアニストとして復帰することにしたが、なかなか良い作品が無かったところに、ブラームスが右手を怪我していたクララ・シューマンのために編曲したシャコンヌに出会って瞠目。これは単なる練習曲ではない、人生を支えてくれる音楽だと、音を愛おしんで弾く舘野泉

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そこでSpotify検索したらあったよ舘野泉左手アルバム。シャコンヌもブリッジも間宮芳生も収録されている。
まずはシャコンヌを聴き始めた。愛おしみつつ弾かれた曲は俺も愛おしんで聴かなくてはと聴いていたが、いつものごとく雑念想起。


シャコンヌは何故こんなに名曲なのか、人を感じさせるのかなどと考えてしまい、それは人生を考えさせる起伏たっぷりの音楽、いわば人生の喩なのだと安易な思いつき。そしたら舘野泉の演奏が人生に近過ぎる、喩なのだからもっと抽象的にもっと激しくなどとドツボ。

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シャコンヌ聴き比べPLを作ってしもた。クレーメルの厳しい演奏、ブゾーニ 編曲両手グリモー、アルトサックス上野耕平。そのうち五嶋みどり庄司紗矢香も追加しよう。

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それはともかく今日はホンダ、手付金をクレジットで払ってポイント還元オイシイ4千円、納車はUSJで16日予定。記念写真を撮ってもらってUSJ招待券GET→有効活用せえよと甥っ子にあげる所存。