天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

煩悩のチャンピオン、復活

昨日の日記は「バッハ、煩悩を超える音楽」
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2019/06/22/031525
だったが、人間最大の煩悩→死にたくない、死ぬのは厭だを描いたのはマーラー 、とりわけその交響曲2番復活は煩悩のチャンピオン、我が最愛のシンフォニーでもある。
そこで昨日のジムBGMは全タイトル所有している名曲探偵アマデウスからマーラー 復活。

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名曲探偵アマデウス マーラー  復活」検査して見つけた記事からコピペ借用してこの回のストーリー要約。


依頼人さんがロボット研究の博士さまで

自分がつくった大事なロボットが、
動かなくなっちゃったんです

そのロボット、マサオくん っていうんですけど、
人間の心を学ぶことができるんですって

ホントですかい

それで、マサオくんが動かなくなった原因が、
マーラーさんの「交響曲第2番【復活】」を聴いたからなんですよ

人の心を学ぼうとしたマサオくんが、
自分で選んで聴いてたんですって

この曲、すっごい演奏時間が長くて、
しかも合唱とか入っててすごい盛り上がるんですよね

タイトルも「復活」だし、なんかちょっとテツガク的

所長、こんなの解決できるんですかっ

https://marienplatz.blog.so-net.ne.jp/2011-08-19


「蘇るために死ぬ」が作曲に苦吟したマーラー がたどり着いたこの曲のメッセージだが、それをどう受け止めるかは聴き手次第と名曲探偵はこの回で何らアナウンスなく終了2012年3月。
思うに、死ぬのは天国に行くためというのはあまりにもキリスト教浄土教的解決。天国も地獄も極楽浄土も信じない、人間死んだらただのゴミと考える唯物論者は禅的解決→即身成仏→悟りに憧れるが悟りもまた凡人には狭き門。しようがないから今朝は復活シュトゥツマン小澤征爾SKO東京文化会館ライブ。

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ナタリーのアルトが深く心地よく、また、臨場感溢れる名演だ。人間、生きてるうちがハナ。生きてるからこそイエスの復活なる壮大な虚構もマーラー も煩悩を超える音楽=バッハも味わえるのだ。