天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

アラール全鍵盤第2弾に着手

小糸恵5枚組をやっつけたのでアラール第2弾に着手。

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本格派の鬼才バンジャマン・アラール
華麗なるテクニックとストイックさ
バッハの鍵盤のための作品全集第2弾!
若きバッハの鍵盤音楽の礎となった先人たちの音楽も収録
「北へ」と題した当第2弾では、15歳で兄のもとを離れて北ドイツのリューネブルクに向かったバッハが、ゲオルク・ベームやラインケンのオルガン演奏および音楽に出会い、さらに20歳の頃にはリューベックの地でブクステフーデに傾倒した時期の、バッハの作品および、バッハの先達たちの作品群がプログラムされています。
https://www.hmv.co.jp/news/article/1902191010/
四枚組の一枚目に着手。


Disc1:リューベック
1. ブクステフーデ:「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」 BuxWV 210
2. J.S.バッハ:「主キリスト、神のひとり子よ」BWV Anh.55
3. J.S.バッハ:「輝く曙の明星のいと美わしきかな」BWV 739
4. パッヘルベル:フーガ ロ短調
5. J.S.バッハ:コラール「ああ主よ、哀れなる罪人われを」BWV 742
6. J.S.バッハ:フーガ ロ短調コレッリの主題による)BWV 579
7. J.S.バッハ:コラール「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV 718
8. J.S.バッハ:フーガ ト長調 BWV 577
9. J.S.バッハ:パルティータ「おお神よ、汝義なる神よ」BWV 767
10. J.S.バッハ:プレリュードとフーガ ホ長調 BWV 566


 バンジャマン・アラール
 オルガン/Freytag-Tricoteaux (2001) d’apres Arp Schnitger, eglise Saint-Vaast de Bethune)
二曲目までを聴いた→ブクステフーデとバッハ。ブクステフーデとバッハの違いをどの程度聞き取れているか甚だ不安だがバッハの方が精緻体系化された音楽だとしておこう。
ところで二曲目→「主キリスト、神のひとり子よ」BWV Anh.55のAnhを疑問に思って検索。


先日、「モテット《全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ》BWV Anh.160」という曲目中の Anh. って何?と質問されました。Anh. は Anhang の略。英語なら appendix。補遺、付録という意味です。いったい何のおまけ?
作品の中には、帰属がはっきりしないものもあります。シュミーダーは、疑作や断片、楽譜が失われた作品、誤ってバッハ作とされた他人の作品などを Anhang 補遺に整理しました。有名(?!)な例が、BWV Anh.114のメヌエット ト長調。『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』に記入され、バッハのメヌエットとして親しまれてきた「レーソラシドレーソッソ」ですが、1979年になって、バッハの友人でドレスデンオルガニストであったクリスティアン・ペッツォルト(1677〜1733)の作と判明。
https://www.hmv.co.jp/news/article/1902191010/
なるほどそういうことかと作品番号Anhの曲はPL作成しないことにして、今はクラシックカフェ録音viaラジクール→ニルセン交響曲3番「広がり」を聴いている。未明早朝はSpotifyバッハ、昼間はラジクールFM録音ついでにテレビ録画ダメ虎の毎日が有り難きかな。