バッハの生涯におけるオルガン
一昨日に引き続き昨夜もいずみホール。
いずみホール/バッハ・アルヒーフ・ライプツィヒ共同企画
クリストフ・ヴォルフ講演会「バッハの生涯におけるオルガン―新しく見えてきた世界」
バッハ・オルガン作品全曲演奏会【特別企画】
●日時
2019年3月22日(金)
●出演者
クリストフ・ヴォルフ(お話)
冨田一樹(パイプオルガン)
松居直美(司会/日本オルガニスト協会会長)
●演奏曲目
A.レゾン:《オルガン曲集第1巻》より パッサカリア風トリオ
D.ブクステフーデ:シャコンヌ ハ短調 BuxWV 159
J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1708&y=2019&m=3
収穫はまず、シャコンヌとパッサカリアの違い。シャコンヌと違ってパッサカリアはアウフタクトで始まるものとおっしゃっていた。
そしてもう一つはバッハの有名なパッサカリアBWV582ハ短調の低音主題に原曲があることを知ったこと。「バッハ パッサカリア レゾン「検索発見した記事からコピペ。
(上段がレゾンの原曲。下段は同じくレゾンの曲。中段がバッハによって8小節にされたこの曲の低音主題。)
https://blog.goo.ne.jp/igakun-bass/e/9460c02442569a24a23be4e4cf833e19
富田一樹のパッサカリア演奏が凄かった。彼のパッサカリアは何度も聴いているのだが昨夜は格別。講演でその成立過程を聞いた上でのパッサカリア、低音主題は下がって行くのに聴いている気分は天国に昇る心地。この曲はまさにバッハの真髄と感じた次第。