天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

川の流れのようにブルックナー

クラシック音楽館「N響伝説の名演奏」寝床タブレット

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交響曲第8番 ハ短調ブルックナー作曲)
管弦楽:NHK交響楽団
指   揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
1984年3月7日 NHKホールで収録)

「マタチッチ 指揮棒」「マタチッチ 自然」Twitter検索して皆さんの反応収集。
マタチッチがブル8を振ったときに、第2ヴァイオリン奏者だった宮里親弘さんは「マタチッチが来たときは並々ならぬ指揮者がいらっしゃったぞと団員たちがざわめいた。まず指揮棒を持たないのにびっくり。眉ひとつ動かす等、小さな所作でオケが凄い反応をしている」#クラシック音楽
https://twitter.com/matsugaoka51/status/1107263947348930560?s=21
MAROさんはマタチッチのブル8について「自然であることの凄さ。富士山を見たときの『うわ〜っ』、太陽が昇ったり沈んだりするときの『うわ〜っ』単なる自然を見たときの感動と驚きがあのブルックナーには存在している」#クラシック音楽
https://twitter.com/matsugaoka51/status/1107263950792474625?s=21


マタチッチの表情、左手、あまり使わない右手などを見ながら聴くと彼が解説してくれてるような気がした。ほんと、自然なブルックナー。そうか、ブルックナー川の流れのように自然に聴けばいいんだ。そこには葛藤も闘いも喜怒哀楽もない。あるのは自然の循環例えば水。
マタチッチはこの公演の10ヶ月後に他界した85歳。川は海へ流れ込む。自然は循環する人生は一回こっきり。