天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

われら悩みの極みにありて

3/21いずみホール バッハ オルガン作品連続演奏会最終回

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予習用PL作成→耳に少しでも馴染みをつくるべく今朝から予習開始。
《われら悩みの極みにありて》BWV641はバッハ最後の作品ではなかったっけと自ブログ検索→最後の作品の元になった曲だった。


亡くなる10日前のこと、死が間近に迫ったことをさとったバッハは、弟子を枕辺に呼びコラールの改訂を口述しました」。その原曲となったコラールはバッハが生まれる以前からあった古い詩編歌を4声部合唱に編曲したもので「われら悩みの極みにありて(BWV641)」という歌詞で始まる深刻な曲ですが、これをかれは死の床で深遠なオルガン曲に再編し、しかもその表題を「御身の御座に、今ぞわれ進み出で(BWV668)」に変更したのです。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2018/09/23/055444


ああ、そうやった。主の前に進み出る思いでバッハは旅立ったのだ。数ヶ月前に朝日俳壇で出会った句を引いておこう。
身はこの世心は彼の世日向ぼこ  向日市 松重幹雄