天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

寂しさは長生きの素冬満月

昨日、たまたまご縁で茨木のり子の詩に触れる機会に恵まれた。彼女の有名な詩の最後の部分をコピペさせて頂く。


わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった


だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/n3tomoko/pooh/txt-wata.html


ルオー爺さんってジョルジュ・ルオーのことだなとググって81歳で亡くなったことを確認。茨木のり子は亡父と同い年、この詩の通り長生きして80歳で他界。そこで若い時の写真。

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きれいな方だ。亡父は敗戦当日に召集即日除隊、縁の薄かった父親だったがいろいろ寂しいこともあったろう。60代で亡くなった。寂しさと音楽を梃子にして俺は長生きするぞ。