天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

落葉松

昨日の後久義昭リサイタル「白鳥の歌」東梅田教会のアンコールで聴いた。ピアノ伴奏がポップで美しい。聞き覚えはあったが作曲者など詳細無知だったのでネット検索、Spotify検索して改めて聴いた。

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作詞者・野上彰(1909-1967)は、詩、小説、童話、戯曲、訳詞などの多彩なジャンルの創作活動を行った人でした。詩集「幼き歌」、戯曲集「蛾」、随筆集「囲碁太平記」など多数の著作を遺しています。オリンピック賛歌の日本語訳詞を担当したことでも知られています。
 この詩は、軽井沢の自然を愛した野上が、昭和22年秋に書いたものです。野上の死後、親交のあった作曲家の小林秀雄によって昭和47年に曲がつけられました。
 元は独唱曲ですが、合唱曲としてもよく歌われます。
落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる
落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる
https://meikyoku.exblog.jp/10756644/


日本の詞の方がやっぱりわかりやすい。ドイツリートライブは「女の愛と生涯」ワンコイン阪大以来二度目だが、詞の内容にまで距離あり。でも対訳歌詞までプログラム添付されていて感じ入った。