天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

藤田嗣治展と紅葉散策

紅葉の季節になったら行こうと温めていた藤田嗣治展@京都国立近代美術館。昨日は好天に恵まれたので早起きして北回り豊能、亀岡経由で京都へ。岡崎公園駐車場に駐めて上限1300円。確か美術館割引きがあったなと駐車券を持って美術館、当たり200円引き券を貰って気分よく鑑賞開始。

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サイパン島 同胞臣節 全うす』
https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/47bd5f26c0597e7e6168abc9dc338d5a


戦争画は暗い、見方によっては反戦的ともとれる、軍部に文句を言った奴はいなかったのかと思いつつ次へ進んだら「カフェ」

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が明るく輝いて見えた。そして藤田は戦争画責任を彼一人に押しつけた日本に嫌気がさして渡仏、日本にはもう帰らず仏国籍取得、カトリックに帰依する。「二人の祈り」

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画家と君代夫人が生涯身近に置いていた思い入れの深い作品である
http://www.franchise-ken.co.jp/wp/beauty/%E6%AD%BF%E5%BE%8C%EF%BC%95%EF%BC%90%E5%B9%B4%E3%80%80%E8%97%A4%E7%94%B0%E5%97%A3%E6%B2%BB%E5%B1%95%EF%BC%88%EF%BC%95%EF%BC%89%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93/


たっぷりの作品を観て2時間満腹して美術館を出て南禅寺に向かって歩く。外人観光客向けのホテル発見、ランチ。Wi-Fiがあるので君代夫人検索。

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フジタと君代が婚姻関係を結んだのは東京滞在中の1936年、フジタ50歳、君代25歳。日本橋の料亭で仲居をしていた君代をフジタが見初めた。親子ほど年の離れた君代夫人をフジタはかわいがり、彼が先立つまでの30年以上の月日を、ふたりはフジタ自身の言葉によるならば、「夫婦一身同体」となり連れ添った。
https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/999
そのうち藤田嗣治解説、伝記本読もう。ドビュッシー同様、その作品よりも人生に興味を持った。
人の一生とりわけ晩年を思いながら無鄰菴、南禅寺永観堂を歩く。どんな紅葉に出会えるやろか永観堂

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美術館に戻り1日に何回でも観られるので軽く展覧会一周復習。午後から曇ったけれどいい一日になった。

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無鄰菴ではBBCが撮影。カップルを撮っていた。