天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

森達也「FAKE」

テレビ録画消化し終えたのでAmazonレンタル500円

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映画内容をまとめる能力意欲皆無なのでネタバレ記事の核心部分コピペ。


New Republic という海外メディアの取材を受けるシーンは、この映画のある意味クライマックスになっているのですが、記者の率直な質問に対して、佐村河内氏が答えに窮する場面があります。
 

「なぜ1?年間、作曲法を学ぼうとしなかったのか?」
「指示書は作曲ではない。音源はないのか?」
「ピアノを弾くところを見せてくれないか?」
「なぜ家に楽器がないのか?」
などと、突っ込まれて、一瞬答えに窮しつつも、ここが佐村河内氏のすごいところだと思いますが、彼は、楽器がないことに対して、
「部屋が狭いので捨てた」と答えるのです。
すごいですよね、これ! この映画の中で、唯一佐村河内氏の素顔がのぞくところです。
https://www.movieimpressions.com/entry/2016/07/12/210152
唯一の素顔かどうか判断つかないがそれはさておき、こんな質問に答えられなくて作曲家でございは無いだろう。最初から素直に共作ですとやってたら大怪我しなかったのにと佐村河内夫妻の長いこれからを心配してしまう。
素顔も見せかけも事実もフェイクも人様々。
二十年資本に仕え覚えたり全ては仕事全ては遊び
なる短歌旧作を思い出したし、「人を愛しても信じはしない」我がキャッチへの自信を深めた。500円の値打ちはあり。