天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ホロヴィッツとバッハ

Spotifyを「chorale」検索して見つけたアルバム

f:id:doyoubi92724169:20180815060608j:image

この中の
カーネギー・ホール・コンサート1965」 に
バッハ/ブゾーニ編:トッカータアダージョとフーガ ハ長調BWV.564
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1230522782?__ysp=44Ob44Ot44O044Kj44OD44OEICDjg5Djg4Pjg48%3D
アダージョが素晴らしい、珠玉ロマンチック。
上のリンクによるとホロヴィッツ が残したバッハ録音は4曲しかないそうだ。彼は何故バッハを弾かなかったのだろう、ポリフォニーは好まなかったのかな。
そこで「ホロヴィッツ ポリフォニー」検索→下の記事を見つけた。


僕は好きですが、打鍵の仕方と独特の音色が古典派好きには合わない。そのあたりだと思います。僕は言われてから気がつきましたが誰かがホロヴィッツは和音の響きを重要視した弾き方をしているとおっしゃっていました。平均律の楽器であるピアノは三和音の響きが濁っている。そこで濁る音を小さく弾くことでそれを回避している。それはとてもよくわかります。ピアノがよりピアノに近い楽器になり作曲家もピアノの響きを生かす曲を作り始めたのがショパンなどの作曲家。ホロヴィッツの打鍵の仕方とそこから発する独特の鐘のような響きはロマン派の作品にとても合っています。それからロマン派以降の作品による内声の出し方など大変美しいと思います。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q13137611148?__ysp=44Ob44Ot44O044Kj44OD44OEICDjg53jg6rjg5Xjgqnjg4vjg7w%3D
平均律楽器ピアノでバッハを弾くグールドを平気で好んで聴く俺の耳はオカシイのかと一瞬思った。それはともかく、三和音の濁りまで考慮してピアノを弾いたホロヴィッツは素晴らしい。