天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ノイマイスター・コラール

フォクルール2枚目はノイマイスター・コラール 。名前だけは聞いたことがあるがどのような曲集なのか知らないので検索。


話をノイマイスターの方に戻そう。現在この曲集は《ノイマイスターコラール集》という名で知られ、バッハ全集にも組み込まれている。記譜法や音楽様式の観点から1710年以前、あるいは1700年以前に作曲された可能性が高いという。つまり、バッハの20歳前後、15歳前後の作品ということになる。これは若い!音楽はどれも短い。礼拝で日常的に演奏されたコラールだ。そしてどれもフーガ風の装いをしている。BWV1116《神の御業は善きかな》は主題がゴルトベルク変奏曲のあのクォドリベットに似ている。BWV1117《人はみな死すべきもの》は映画『サラバンド』のエンディングである。BWV719《かくも喜びに満てる日》は個人的に最も高揚するコラールだ。日常的で短い音楽。しかし、驚くべきパッセージが不意に入ってきたりする。思わぬところで掘り出し物を見つけ出せるかもしれない.
https://hayashihayashi.jimdo.com/2014/10/04/%E8%8B%A5%E3%81%8D%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB/


ノイマイスターなる牧師が筆写した楽譜の中にバッハの作品らしきものが見つかり、それらが現在、BWV1090-1120ノイマイスター・コラール と呼ばれているようだ。昨日、通して聴いて耳覚え全く無し、今日再度聴いてじわっとくるものあり。明日も聴こうかと思ったらイエスの言葉を思い出した。
下の絵はカラバッジョ「聖マタイの召命」

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だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。(マタイ6:24)
http://eiko-church.com/funabashi/%E3%80%8C%E6%80%9D%E3%81%84%E7%85%A9%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%94%BE%E3%80%8D%E3%80%80%E9%95%B7%E8%B0%B7%E9%83%A8%E8%A3%95%E5%AD%90%E5%B8%AB/